アメリカのトランプ大統領がEUに対し、50%の関税を課すと脅しをかけたことから、日本時間先週末の夜間取引で、360円値を下げていた日経平均先物。
「EUは長年にわたって、我々をひどく悪く扱ってきました」
週が明けた26日の東京市場でも、日経平均株価は下落して始まるという見方が強まっていましたが、寄り付きから上げて始まると、その後も堅調に推移し、終値は先週末より371円高い3万7531円でした。
ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏
「休日の間に、トランプ大統領が一転して、EU向けの関税の発動を延期することが、東京時間の取引開始前に伝わって、市場心理が改善した」
関税を巡って二転三転、朝令暮改が続くトランプ流ディールを市場はどう見ているのでしょうか。
井出氏
「中長期の投資家はある程度慣れてきて、それほど振り回されることも少なくなってきたのかもしれないが、超短期もしくは短期の投資家は振り回される。今後も一喜一憂するということは続くんだろうと思います」
(「グッド!モーニング」2025年5月27日放送分より)