環境をテーマとしたさまざまな事業を実施しています
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■平成25年度『エコガク』報告レポート/第1回~第10回
平成25年度 第1回エコガク報告/広島市立三入東小学校 5年生
- 【 日 時 】
- 平成25年6月19日(水) 10:40~11:25
- 【 場 所 】
- 広島市立三入東小学校 図書館
- 【 対 象 】
- 三入東小学校 5年生 47人
会場となった図書室
今年度1回目の「巡回スクール・エコガク」は広島市立三入東小学校で開催しました。
昨年度の開催が好評で今年も5年生を対象にした授業に呼んでいただきました。
少人数ながらとても熱心な児童ばかりで、充実した講座を実施できました。
■環境学習の入り口として
小学5年生は、総合的な学習の時間で環境に関する学習をスタートします。
より深い学習に入るためのきっかけづくりとして、環境学習で出てくるキーワードや自然の素晴らしさを伝えることが今回の学習の狙いです。
地球派キャンペーンの狙い
児童たちの真剣な表情
スポットCMの解説
はじめに、地球派宣言キャンペーンに込めたホームテレビの思いをお伝えし、現在OA中のスポットCMを紹介し、身近な自然の仕組みなどを紹介しました。
テレビで放映される映像を、児童たちは食い入るように見ていました。
■今回のテーマは『水』→アフリカの今
水不足で『野生の王国』が危ない
野生動物の命が次々に奪われる
この日はカラ梅雨から一転、ようやく雨が降り出した日でしたが、水不足の影響が深刻になり始めていた頃でしたので、アフリカ・ケニアを例に、水が不足したらどんなことになるかをテーマに講座を展開しました。
『雨が降らないとどんなことが起きる?』
『農作物の成長に影響が出ます』
『野菜や果物の値段が高くなります』
児童たちは質問に対して的を射た回答をしてくれました。
2000年代に入り慢性的な水不足に悩む野生の王国・ケニアの現状や人々の暮らしに及ぼす影響など、多少ショッキングな映像も交えながらの話でしたが、他国で起きている深刻な事態を子供なりに理解してくれたようです。
■地球温暖化の仕組みを知ろう
地球温暖化ってなんだろ児童が今後環境の学習を進めていく中で避けて通ることができないキーワードが、
『地球温暖化』です。
二酸化炭素に代表される温室効果ガスがもたらす温暖化がなぜ起きたのか?
なぜ二酸化炭素の削減を進めなくてはいけないのか?
スライドを使って視覚に訴えながら話を進めていきます。
積極的に発表する児童
『地球温暖化を説明できる子はいるかな?』
まだ学習はこれからですが、積極的に手をあげて答えてくれる児童がいます。
『CO2が増えて地球全体が温まることです』
ほぼ満点に近いみごとな回答でした。
■暮らしの中でCO2排出を抑える
『温暖化クイズ』
では、CO2は暮らしのどんな場面で排出されるのでしょうか?
家庭から排出されるCO2の割合をグラフで示しながら、その理由や、どうすれば排出量を抑えられるかなど、クイズを通して説明しました。
児童も、自分の身近な暮らしと照らし合わせると理解しやすいようで、クイズには積極的に手をあげて答えてくれました。
これから様々な環境学習を重ねていくことと思いますが、この日のエコガクが、児童の関心の扉を開く一助となれば幸いです。
今年度は、広島市教育委員会が取りまとめる応募に先駆け、年度当初より学校や企業から次々とエコガク開催の依頼があり、現時点で23会場の開催が決定しています。
■後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋しご紹介します
● クイズで「使わない製品はコンセントを抜く」というのは家でやっていなかったのでこれから直していきたいです。
● ケニアでは雨が降らなくて、水もないし食べ物もないので動物たちが死んでいました。わたしは「かわいそう」と思いました。
● 私は今までほぼ身のまわりの事しかかんがえてなかったけど、今回の事で身のまわりだけでなく少しずつ地球のことも考えて行動しようと思いました。
● ぼくはべんきょうした後電気をつけたままだったりしていたので気をつけようと思いました。
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平成25年度 第2回エコガク報告/豊町老人大学
- 【 日 時 】
- 平成25年6月21日(金)13:30~15:00
- 【 場 所 】
- 呉市豊公民館 堀ばたホール
- 【 対 象 】
-
豊町老人大学 受講生 41人/呉市豊小学校 5・6年生 19人
豊公民館
会場となった堀ばたホール
今年度2回目の巡回スクール・エコガクは、呉市豊公民館で開催しました。
豊公民館は大長みかんなどで有名な大崎下島内にあり、瀬戸内海の豊かな自然に恵まれています。
今回、豊公民館で月に一度講座をしている豊町老人大学の皆さんと、豊公民館の方の呼びかけで参加してくれた豊小学校5・6年生の皆さんを対象に実施しました。
皆さん、1時間半と長い時間の講座になりましたが真剣に話を聞いてくださいました。
■地球派宣言とは
豊町老人大学は地域に住む60歳以上、 70人余の生徒が在籍しており、まだまだ現役で通るほど元気な方が多く、農業や地区活動で環境に携わってきたそうです。
また、豊小学校5・6年生の皆さんはこれから環境について学んでいく立場です。
これだけ年齢差のあるエコガクは今回初めての試みですが、そんな参加者を前に、最初は『地球派宣言』について知っていただきました。
豊町老人大学学長 下鍛治 尚眞氏
最初にご挨拶してくださいました
地球派宣言について
パワーポイントを使って紹介
地球派宣言の様々な事業の紹介や、現在放送中のキャンペーンスポットを見てもらい、ミヤジマトンボの生態など身近な自然を知ってもらうのと同時にどんな思いで制作したかを話しました。
皆さん真剣に講師の話を聞かれていました。
■世界自然遺産『小笠原諸島』
先日、富士山が世界文化遺産登録されましたが、なぜ、富士山は“自然遺産”ではなく、“文化遺産”だったかというと、その一つにゴミや不法投棄の問題などがありますが、富士山の美しい文化・自然が評価されて今回世界文化遺産登録されました。
みなさん真剣に話を聞かれていました
そんな中、2年前“世界自然遺産”に登録されたのが『小笠原諸島』。
その『小笠原諸島』をもとに生態系について学んでいきました。
一度も陸続きになったことがない事により独自の進化をしてきた固有の動植物の紹介や、180年前、人の入植や戦争などにより外来種が持ち込まれ、固有種の絶滅や減少につながり、生態系が変わってしまった現状などお話ししました。
■ニュージーランドの豊かな自然
昨年11月に実施したニュージーランド取材を題材に、ニュージーランドの雄大な自然や、独自に進化してきた固有の動物や植物、世界自然遺産登録を目指しているテカポの星空などを紹介しました。
氷河が削られてできたミルキーブルーの氷河湖や、タカヘに代表される飛ぶことをやめてしまった鳥たち、また森の中に巣をつくるフィヨル・ドランド・クレステッドペンギンの生態など取材者の目線を通したお話に、皆さん食い入るように映像を見ながら話を聞かれていました。
マウントクック
~ミルキーブルーの氷河湖
フィヨルドランド・
クレステッドペンギン
テカポの星空
■地球温暖化について
『地球温暖化』とはどうして引き起こされているのか―
地球温暖化の仕組みや、今後地球温暖化が進むとどうなってしまうのか、生活の中でどんなものから二酸化炭素を排出しているのかなど図を用いりながら説明しました。
地球温暖化がどういうものか説明できる人?」という講師の質問には、小学生はもちろん老人大学の方々も答えてくれました。
■生活の中でCO2を減らそう!!
■カメラ実演
地球派宣言「巡回スクール・エコガク」ではおなじみのカメラ実演を行いました。
カメラで撮っている映像をスクリーンに映し出しました。
スクリーンに自分の顔が映ると手を振る人や恥ずかしがる子と様々でしたが、皆さん楽しそうでした。
最後に質疑応答の時間を設けた所地球派宣言についてやテレビの事についてなど様々な質問をしていただきました。中には「野球中継には何台のカメラをつかうのか?」という素朴な質問もあり、とても和やかなエコガクとなりました。
■後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋しご紹介します
●スクリーンにあったもので海の中にいる生物がかわいかった。いままでわからなかった生物の行動などが見れてすごかった。
●小がさ原諸島は人の手によってどんどん変わっていったことをはじめて知りました。
●撮影するときに海にカメラマンがもぐって魚に近づいて撮っているのがすごいと思いました。
●自然の状態が本当だという事がわかった。カメラマンの撮影の大変さがよくわかった。日常の生活の中での細かい注意等心がける様にすること。すべて楽しくよかった。興味がますますわいた。
●いい環境を残していかなくてはいけない努力をしていく。夢をいっぱいもらいました。世界旅行したようでした。宮島トンボ初めて知りました。
●テレビでなるべく自然環境の番組を見ていますが大変参考になるビデオでした。
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平成25年度 第3回エコガク報告/東広島市立高美が丘小学校 5年生
- 【 日 時 】
- 平成25年6月28日(金)14:10~14:55
- 【 場 所 】
- 高美が丘小学校 フリースペース
- 【 対 象 】
- 高美が丘小学校 5年生 96人
会場となったフリースペース
第3回の巡回スクールエコガクは、高美が丘小学校で開催しました。
高美が丘小学校は2010年2012年に続き3回目のエコガク開催です。
例年児童のみなさんは高い意識を持って授業に参加してくれており、今回も真剣に話を聞き答えてくれてとても良い授業になりました。
■地球派宣言とは?
最初に地球派宣言はどんな活動をしているのか、どんな思いでキャンペーンスポットを制作しているのかを知ってもらいました。
「地球派宣言を知っている人?」という問いにはほとんどの児童が手を挙げてくれました。
■環境先進国ニュージーランド
昨年11月実施したニュージーランド取材を題材にニュージーランドの様々な自然や動物を紹介し、自然の大切さについて学んでいきました。
ニュージーランドには独自の進化で飛ぶことをやめてしまった鳥や世界遺産登録を目指しているテカポ村の星空など様々な自然があります。
タカヘ~飛ぶことをやめてしまった鳥の一つ
テカポの星空
フィヨルドランド・
クレステッドペンギン
■カメラ実演
カメラで映した映像は隣のテレビに
映し出されます
児童も先生もカメラに向かって手を振ってくれました
地球派宣言のキャンペーンスポットなどの撮影で実際に使っているカメラを使いカメラ実演を行いました。
普段なかなか見る事のない実物のカメラにみんな興味津々!
テレビにカメラの映像が映るとみんな手を振るなど大盛り上がりでした。
■地球温暖化って何だろう?
■CO2削減クイズ!!
沢山の児童が手を挙げ答えてくれました
地球温暖化を防ぐ為にもCO2を削減していくためには普段の生活から見直さないといけません。
クイズ形式でCO2を削減する為にできる事を学びました。
普段の心がけで、さまざまな場面でCO2を削減できる事を知れたと思います。
高美が丘小学校の皆さんは、とても意欲的に授業に取り組んでくれました。
発言する場面ではたくさんの児童が手を挙げ自分の言葉で思っていることを答えてくれ、普段からの学習態度の質の高さが伺えます。
■後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋しご紹介します
●CO2は温暖化につながる物で悪い物だと思っていたけど、CO2もなくてはならないものだということがわかりました。
●世界のいろいろな場所に行ってテレビを見ているみんなに環境のことについて知ってもらう取り組みをしていることが分かっておどろきました。
●ぼくは、天敵から身を守るためにペンギンが森に巣をつくっているということを初めて知りました。そしてニュージーランドは星がよく見えることが分かりました。
●レンズが大きいカメラはアップにする事ができ、動物たちと適度な距離を保って撮影できる事がわかりました。
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平成25年度 第4回エコガク報告/広島市立井口小学校5年生
- 【 日 時 】
- 平成25年7月1日(月)14:10~15:10
- 【 場 所 】
- 井口小学校 体育館
- 【 対 象 】
- 井口小学校 5年生 159人
第4回の巡回スクール・エコガクは、井口小学校で開催しました。
井口小学校の5年生は総合的な学習の時間に環境について学んでいくそうです。
その最初の授業として「巡回スクール・エコガク」を実施することとなりました。
■授業開始前
授業開始前の様子
授業開始前、児童の皆さんは各クラス整列して体育館に入ってきました。
授業開始のチャイムが鳴る前には、整列が完了しいつでも授業を受けられる状態になっており、スムーズにエコガクを始めることができました。
これも先生方の協力や児童の心がけの賜物です。
■地球派宣言とは?
体育館で暑い中真剣に話を聞いてくれています
最初に「地球派宣言って知ってる?」と聞いてみると、沢山の児童が手を挙げてくれました。たくさんの児童が「地球派宣言」のキャンペーンスポットを見ている事が伺い知れます。
また、世界18ヶ国2000種以上の動物や植物を実際に現地に行き撮影していることを話すと、みんな驚いていました。
■世界自然遺産「小笠原諸島」
2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島。
同じ自然遺産でも先日登録された富士山はなぜ『世界文化遺産』だったのかという事を最初に考えていきました。
児童の皆さんはたくさんの人が手を挙げ一人一人自分の考えを述べてくれました。そして、2011年に取材した小笠原諸島の基に"生態系"や"自然の大切さ"を学んでいきました。
小笠原諸島には独自に進化してきた固有の動植物がいる事、また、人間が入ってきたことによって一時自然破壊や固有種が絶滅危機に瀕してしまった事、そして現在その自然を守ろうとしている事を映像を交えてお話ししました。
小笠原諸島の生態系
小笠原諸島には後世に残していかなければいけない自然がある事、人間は、自然を壊すことも保護することもできる事を知ることができたのではないでしょうか。
水中撮影の様子
カメラ実演
また、小笠原諸島の話の途中に、イルカや魚など水中の生き物をどうやって撮影をしているのか撮影の裏側の紹介や、撮影で実際に使用しているカメラを使って、どんな風に動物を撮影しているのか実演をしました。
スクリーンに児童達が映し出されるとみんな大興奮で手を振ったり、なんとか映ろうとアピールしたりしていました。
■地球温暖化とは?
地球温暖化の仕組み
地球温暖化の仕組みや、地球温暖化が進むと地球にどんな影響が出るのか、地球温暖化の原因であるCO2が普段の生活の中でどんな活動から出ているのか学んでいきました。
クイズにたくさんの児童が手を挙げてくれました
クイズの一例
そして、地球温暖化の原因でもあるCO2を削減する為に、普段の生活の中できる事をクイズ形式で学んでいきました。
このクイズの中で一番正解が出にくいのがエアコンの設定温度です。
日本の気候に対しての適正温度を知らない人が多いのが現状ですが、クイズを通して学んだ事により今後気をつけてくれるはずです。
節電や水の出しっぱなしをやめるなど気を付けることにより結果CO2の削減につながる事を知ることができました。
今回のエコガクは自然や環境に関心を持とうということで実施されましたが、今後の学習の中で理解を深め、一人一人行動できるようになってもらいたいものです。
■後日、今回の授業の感想文をいただきましたので、一部抜粋し、ご紹介します。
●よくホームテレビで地球派宣言をみたことはあるけど、その意味を今日は知れてうれしかったです。
●この授業でぼくは人間が自然を壊している事がわかりました。
●わたしがびっくりしたことは、外来生物が他の動物の好きな食べ物を食べてしまう事や、新しくはえてきた植物が他の木の生長のエネルギーをすいとって「アカギ」や「モクマオウ」がたくさんはえて、今まであった木がどんどんなくなってしまうのがとても困ってしまうんだと思いました。
●ぼくは今日の環境学習でいろいろなことを学びました。その学んだ中のCO2を減らす工夫でぼくは家族みんなで取り組もうと思いました。
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平成25年度 第5回エコガク報告/中川学園 広島総合教育専門学校
- 【 日 時 】
- 平成25年7月10日(水)10:20~11:20
- 【 場 所 】
- 東区民文化センター 大ホール
- 【 対 象 】
- 全学年 220人
会場となった東区民文化センター 大ホール
第5回の巡回スクール・エコガクは、東区民文化センター大ホールで広島総合教育専門学校の生徒を対象に開催しました。
広島総合教育専門学校では、3年サイクルで「環境教育」「平和教育」「健康教育」の課外授業を行っており、3年前「環境教育」でエコガクを開催したとき好評だったということで、今回も応募いただきエコガクを実施することとなりました。
■はじめに
広島総合教育専門学校のみなさんは10時頃より皆さん会場に入られ、予定より早くエコガクを始めることができました。
そして、はじめに広島総合教育専門学校の渡辺校長先生と弊社砂原常務取締役業務局より挨拶をしていただきエコガクのスタートです。
広島総合教育専門学校
渡辺博文校長先生の挨拶
弊社、常務取締役業務局長
砂原の挨拶
■地球派宣言とは
真剣に話を聞く生徒たち
最初に、20年目を迎えた地球派宣言がキャンペーン開始当初からのキャンペーンスポットに込めた思いや、今回のエコガクをきっかけに環境や自然に興味を持ってほしいという事を映像を交えお話ししました。
■世界自然遺産「小笠原諸島」
富士山が世界文化遺産登録された
主な理由について
先月世界文化遺産登録された『富士山』
なぜ、『富士山』は山なのに世界自然遺産登録されず、世界文化遺産登録されたのかという事から、本題である『世界自然遺産小笠原諸島』を基に生態系とは?自然を守る事の大切さについて学んでいきました。
遠くにいる動物も大きく近くにいるように映すことができます
また、小笠原諸島の話の途中には、イルカや魚などを撮影するときはどうやって撮影しているのか、地上の動物たちを撮影するときに使うカメラを使って実際に会場内をスクリーンに映し出すなど、普段なかなか見る事のない撮影の裏側を紹介しました。
皆さん、カメラに向かって手を振るなど、興味津々でした。
■地球温暖化について
普段から「地球温暖化」という言葉はよく聞きますが、「地球温暖化」とはどういう状態のことかを知っている人はなかなかいません。
そこで「地球温暖化」の仕組みや地球温暖化が進むと地球にどのような影響が出ているのか、地球温暖化の原因である温室効果ガスのうちの一つであるCO2(二酸化炭素)が普段の生活の中でどんな時に出ているのか図を用いりながら説明しました。
広島総合教育専門学校のみなさんは時折メモを取りながら授業に参加してくれるなど、とても真剣に授業に参加してくれました。その甲斐もあり、授業をスムーズに進めることができました。
地球派宣言では、『巡回スクール・エコガク』を通して自然や環境に興味をもってもらえるよう、各学年・年代に合わせて授業を展開しています。
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平成25年度 第7回エコガク報告/広島市立井口小学校 5年生
- 【 日 時 】
- 平成25年7月18日(月)15:10~16:10
- 【 場 所 】
- YMCA国際文化ホール
- 【 対 象 】
- 住友林業 安全協力施工店会 200人
第7回の巡回スクール・エコガクは、住友林業広島支店の安全衛生環境大会の講演として開催しました。 住友林業では請負業者の社員と住友林業グループの社員を対象に、年に2回「安全大会」を開催しており、その中で安全衛生に関わる指導と研修をおこなっているそうです。
住友林業広島支店の岩田様からの要請があり、今回、住友林業広島支店の安全衛生環境大会の中の講演として、『テレビが伝える「環境」~地球派宣言の20年』というテーマで講演を行いました。
■地球派宣言とは
弊社、常務取締役業務局長
砂原の挨拶
最初に20年目の地球派宣言について紹介をしました。
地球派宣言がどんな思いでどんな活動をしているのか、キャンペーンスポットはどんな思いで制作しているのか紹介しました。
ほとんどの方が広島出身という事もあり、沢山の人が地球派宣言のことを知っていました。
■世界自然遺産「小笠原諸島」
まずは、タイムリーな話題として先日世界文化遺産登録された『富士山』についてです。ゴミ問題や不法投棄などによって世界自然遺産には登録できず、それでも「信仰としての対象」や「文化や絵画などの芸術を生む源」などの理由で今回世界文化遺産登録されたという事から本題である日本で4番目に世界自然遺産登録された『小笠原諸島』についてお話ししました。
『小笠原諸島』にはたくさんの固有の動植物がありますが、無人島であった小笠原諸島に人が入ってきたことによって、一度人に破壊されてしまった自然を人の手によって再生し守っていることが評価されて世界自然遺産に登録されたことなど知ってもらいました。
また、小笠原諸島の話の途中には撮影の裏側の紹介をしました。
会場内が暗かったせいか、はっきりと会場内を映すことができませんでしたが、どうやって撮影しているのか知っていただけたのではないでしょうか。
■地球温暖化について
地球温暖化についての資料
地球温暖化の仕組みや、地球温暖化が進むと地球にどんな影響が出るのか、地球温暖化の原因であるCO2が普段の生活の中でどんな活動から出ているのか学んでいきました。
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平成25年度 第8回エコガク報告/広島市佐伯区女性団体連合会
- 【 日 時 】
- 平成25年7月19日(月)13:30~15:30
- 【 場 所 】
- 河内公民館
- 【 対 象 】
- 広島市佐伯区女性団体連合会 60人
今年度第8回の巡回スクール・エコガクは、河内公民館で広島市佐伯区女性団体連合会の方を対象に開催しました。
広島市佐伯区女性団体連合会の皆さんは、今年度、環境問題について学習を深め、生活の中に生かしていくことを目標にしているそうです。
佐伯区地域女性団体連合会
会長 林 敬子様
弊社、砂原常務の挨拶
佐伯区地域女性団体連合が開催する環境講座は2回目。会長 林 敬子様より、地球派宣言の紹介をいただき、砂原常務の挨拶で今回のエコガクがスタートしました。
袋の中にはプレゼントがいっぱい
与えられた時間は2時間。休憩もとらずにノンストップで続きます。女性や年配の方の興味を途切れさせることが無いように、この日は講師からの質問にお答えいただいたり、クイズの回答をされた方には地球派宣言グッズ、『DOCTORS』の番宣用うちわなどをプレゼント。時には話を脱線させながら、眠気に襲われないよう気をつけて展開しました。
■そして話はいきなり横道へ
せっかくこれだけのご婦人にお集まりいただいたので、冒頭の時間を使ってちょっとした視聴傾向のチェックをさせて頂きました。『午後のテレビ番組は何をご覧になりますか?』の答えに『大相撲』1名の他は、水戸黄門を含むドラマの再放送が3割ほど、ローカルのワイド番組を視聴している方が6割強を占める結果となりました。
■地球派宣言について
映像をふんだんに使って飽きさせないように
20年目を迎えた地球派宣言。
キャンペーン開始以来貫いている3つの狙い『関心』『理解』『行動』をベースに展開してきた「地球派塾」「地球派フリーマーケット」「スポーツGOMI拾い」などの事業紹介や、世界へ出かけて様々な映像を収録していること、また実際に映像を見ながら、キャンペーンスポットに込めた地球派宣言の思いなどをお話ししました。
■自然を巡る旅へスタート!!
これまで取材してきた映像から、自然のすばらしさや大切さを知ってもらうために、厳選した映像を見てもらいながら、受講者とともにエコツーリズムの旅に出ます。まずはその行き先となる『世界自然遺産』の話からです。
■世界文化遺産「富士山」・・・なぜ自然遺産ではないの?
まずはホットな話題。6月に世界文化遺産登録されたばかりの『富士山』。なぜこれほどまでに雄大で、日本を代表する景観が『自然遺産』ではなく『文化遺産』登録だったのでしょうか?
富士山は、開発やゴミ問題などにより自然がそのままの形で維持されているとは言えないことから、世界自然遺産登録は断念せざるを得ませんでしたが、「日本を代表する名山としての景観」「信仰としての対象」「文学や絵画などの芸術を生む源」であることなどが評価され世界文化遺産に登録された経緯をお話ししました。
■世界自然遺産『小笠原諸島』
一昨年取材してきた『小笠原諸島』の映像をもとに、世界自然遺産に登録された理由や生態系についてお話ししました。
自然の素晴らしさはもちろん、固有の動植物が人の入植によって、絶滅の危機に晒されたことなど映像を交えながら紹介しました。
また、話の途中には、実際の撮影で使っているカメラ実演や水中の撮影の様子など撮影の裏側の紹介もしました。
エコガクでお招きいただく学校や団体には
こうした取材の舞台裏や苦労話などをお伝えしています。
■環境先進国「ニュージーランド」
昨年11月に取材してきた「ニュージーランド」。
ニュージーランドの雄大な景観や、外敵のいない環境下で進化し、飛ぶことをやめた鳥たちなど、ここにしかない自然を映像で紹介しました。
また、火力や原子力頼らず再生可能エネルギーへシフトするこの国の政策や、『パーマカルチャー』の概念を実践し、自然に働きかけながら自給自足の暮らしを営む人たちの生活などを紹介しました。
マウントクックと氷河湖
フィヨルドランドドペンギン
話を進める中、幾度となく講師から質問をさせて頂き、答えていただいた方には地球派宣言グッズをプレゼントしました。
みなさん、不意の質問にもかかわらず手を挙げ答えてくださり盛り上がりました。
■地球温暖化について
いつも耳にはするけど、いざその仕組みとなると説明が難しい『地球温暖化』。その仕組みや地球温暖化が進むと普段の生活にどんな影響が出るのかなど、図を用いて説明し、理解を深めていただきました。
普段の暮らしの中で地球温暖化を防止するためにできる事を学んでいきました。この地域には、自宅に井戸をお持ちの家庭がとても多く、涼しく夏を過ごしてきた昔の暮らしなどを例に、わかりやすく説明しました。
■エコガクは9月に再開
『巡回スクール・エコガク』は今年度、4月より応募や問い合わせが殺到し、7月には応募受付を終了し、HP上でも告知しました(今年度は計25回実施)。
開始から5年目に入り、『巡回スクール・エコガク』が徐々に広島県内に認知されてきている事の表れかと思います。
また、応募いただく学校の中にはリピーターもあり、『巡回スクール・エコガク』が難しい環境問題をわかりやすく教えてくれる教材として取り入れられているようです。
残り17回の開催を予定していますが、一つ一つの授業を丁寧に実施し広く自然や環境保全について興味を持っていただけるような授業を展開していきたいと思います。
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平成25年度 第9回エコガク報告/広島市立古田中学校1年生
- 【 日 時 】
- 平成25年9月2日(月)13:30~14:40
- 【 場 所 】
- 広島市立古田中学校 体育館
- 【 対 象 】
- 古田中学校 1年生 283人
今年度第9回目の巡回スクール・エコガクは、古田中学校1年生の皆さんを対象に開催しました。古田中学校は2012年12月にユネスコスクールに認定された学校で、1年生は『自然環境』について学んでいくとのことでエコガクを開催することになりました。
■地球派宣言とは
最初に20年目の地球派宣言について紹介をしました。
地球派宣言がどんな活動をしているのか、キャンペーンスポットはどんな思いで制作しているのか紹介しました。
沢山の国に行きたくさんの動植物を撮影していることを話すと皆さん驚いていました。
■野生の王国ケニアの現状
2009年に取材したケニアの映像を基に野生の動物の紹介や、地球温暖化や燃料確保の為森林を伐採し、砂漠化が進んで動物たちが生きられなくなっている現状をお話ししました。
また、普段見る事のできない撮影の裏側の紹介や、撮影で実際に使っているカメラを使ってのカメラ実演を行いました。
体育館のバスケットゴール付近に置いたぬいぐるみが映し出されると、生徒の皆さんはその方向を見て驚いていました。
遠くの動物を撮影するためには遠くのものが撮れるレンズがついたカメラを使用していることや、動物を撮影するときは、その動物にとってこれ時以上近づいてはいけない距離があり、その距離を保ちながら撮影している事などお話ししました。
■世界自然遺産『小笠原諸島』
今年世界文化遺産に登録された『富士山』。
なぜ、山である『富士山』が世界自然遺産ではなく世界文化遺産だったのかについて最初に紹介しました。
そして、2011年に世界自然遺産に登録されたのが『小笠原諸島』。
その小笠原諸島を基に、一度も陸続きになったことが無い為に独自に進化してきた動植物の紹介や、人間の入植により独自に進化してきた生態系が変化しつつあること、また、『生態系』の意味について映像や図を用いりながら説明しました。
■地球温暖化とは?
地球温暖化の仕組みや今後地球温暖化が進むと生活にどのような変化がでるのかについて説明しました。
地球温暖化という言葉は耳にしたことがあると思いますが、なかなかその意味まではわからないという生徒が多かったと思いますが、今回のエコガクを通じて知ることができたのではないでしょうか。
また、地球温暖化を防止する為に普段の生活でCO2を削減できることをクイズ形式で出題しました。
最後に、生徒の代表の方よりエコガクの感想と感謝の言葉をいただきました。
古田中学校の1年生の皆さんは、夏休みには新聞の切り抜きなどをして調べ学習をしており、これから様々な企業に来てもらい自然・環境について学んでいき、それぞれ興味を持った事についてさらに理解を深めていくそうです。今回のエコガクを通して、何か一つでも自然や環境に興味を持ってくれたことと思います。
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平成25年度 第10回エコガク報告/あさみなみ区民大学
- 【 日 時 】
- 平成25年9月10日(火)10:00~12:00
- 【 場 所 】
- 安佐南区民文化センター大会議室
- 【 対 象 】
- 【土と緑の贈り物】コース受講者 50人
今年度第10回の巡回スクール・エコガクは、広島市安佐南区で年間開催される市民講座『あさみなみ区民大学』の【土と緑の贈り物コース】受講の皆さんを対象に開催しました。様々ある市民大学の講座のうち、このコースは、環境について様々な知識を得ようというもので、受講者のほぼ全員が出席して行いました。
あさみなみ区民大学は、昨年12月に、修了式会場でエコガクを開講させて頂きました。今年、新たな受講者を募集して再度講座を開講することから、わかり易い環境の話を聞きたいと、依頼をいただき実現したものです。
プロジェクターの完備された会議室
遅刻者ゼロ。早くから受講者が来場
主催者より丁重なご紹介をいただきました
今回の講座は2時間。途中1回の休憩をはさんでお話をします。開講30分前からは、早くも熱心な受講者の皆様が会場入り。
主催者からはこの日の話の内容をまとめたレジュメを希望されましたが、会場の雰囲気を見ながら話の内容を変えていくことを説明し、ご理解いただきました。会場の席も前方
から埋まり、受講者の熱心さが伝わります。
■地球派宣言について
地球派宣言の活動についてご理解を
20年目を迎えた地球派宣言。
キャンペーン開始以来貫いている3つの狙い『関心』『理解』『行動』をベースに展開してきた「地球派塾」「地球派フリーマーケット」「スポーツGOMI拾い」などの事業紹介や、世界へ出かけて様々な映像を収録していること、また実際に映像を見ながら、キャンペーンスポットに込めた地球派宣言の思いなどをお話ししました。
■異常気象が野生の王国を襲う
今年の日本の夏は【異常気象】でした。局地的な災害や自然の驚異に、人の暮らしが脅かされる場面を、私たちは報道を通じて数多く見てきました。一方で、海外で起きている更に大きな規模の異常気象の影響については知らないことが多いもの。地球派宣言の取材活動の中から、ケニア共和国の砂漠化傾向を取り上げ、野生の動物が晒される危機や人の暮らしへの影響をお話ししました。
乾季と雨期の明確な区別がなくなり、長期にわたる干ばつがもたらす野生の世界への影響とその惨状を、動画を用いて説明しました。
乾燥に拍車がかかる一方で、人々の暮らしの材として切り出される木々は植林もされないままむき出しの大地が広がる現実に、驚きの声があがります。
木を失った赤い大地に、日本の夏のような豪雨が1時間でも降ったら...?問いかけに受講者は手をあげて答えてくださいました。
■話は脱線…孫の運動会を上手に撮影するには
運動会の撮影には...
エコガクでは、これら自然の映像を撮影する裏話を受講者に公開し、ふだん見ることのない映像をご覧いただいています。
今回も、ケニアでの動物撮影の手法を映像で紹介し、『こういう風にして撮影するのか』とご理解いただきました。そして、取材カメラの実演...ですが、今回は秋の運動会シーズンも近く、撮影に興味を持つ男性も多くいらしたことから、急きょ、お孫さんの運動会を効果的に撮影するにはどうしたら良いか...との話に脱線。
しかし、みなさん熱心にメモをとっておられました。
■世界遺産とエコツーリズム
地球派宣言の取材は、現地の自然や文化を理解し保護しながら行います。これはエコツーリズムの考え方に基づくものです。続いては、日本の二つの世界遺産を例に取り上げ、これらを永続的に守り続けていくために、エコツーリズムの実践が大事であることをお話ししました。日本を象徴する富士山が景観がなぜ『文化遺産』登録だったのか?
地球派宣言が一昨年取材してきた『小笠原諸島』の映像をもとに、世界自然遺産に登録された理由や生態系についてお話ししました。
自然の素晴らしさはもちろん、固有の動植物が人の入植によって、絶滅の危機に晒されたことなど映像を交えながら紹介しました。
■地球温暖化ってどういうことでしょう?
子や孫の代に良い環境をとりもどすために
『地球温暖化』がもたらす21世紀中のシミュレーションについて、8月末、【気候変動に関する政府間パネル】IPCCは、最新のデータを公表しました。
それに基づき、地球温暖化の仕組みや、これが進むと普段の生活にどんな影響が出るのかなど、図を用いて説明し、理解を深めました。
後半は恒例のクイズを用い、暮らしの中で地球温暖化を防止するためにできる事を学んでいきました。
■講座後の質問も積極的
予定の2時間のうち、残り15分ほどを質疑の時間にあてました。今回は、長い時間の講座になりましたが、途中居眠りをされる方が皆無で、とても熱心に聞いていただいた印象をもちました。質疑にあたっても、撮影の手法についての質問から、地域をあげての環境教育に取り組む必要性など、具体的で発展的な質問が相次ぎました。
■今年度のエコガクは残り15回
今回の会場でも、『ぜひ○○の集まりでエコガクをやってもらえないか』とのお話をいただきました。残念ながら今年度はスケジュールが確定していますので年度内の実施は難しい状況ですが、極力お応えしていきたいと思います。10月には、週1回のペースで、5回の講座を予定しています。
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