世界中を取材した自然を紹介し、環境に関心を。

2018年4月~2018年11月放送分

ハミングバード(コスタリカ)

アメリカ大陸に生息するハミングバード(英名)は「ブンブン」 とハチと同様の羽音を立てるため、和名ではハチドリ(蜂鳥)と名付けらました。毎秒約55回、最高で約80回の高速ではばたき、空中で静止するホバリング飛翔を行い、静止しながら、花の中にクチバシをさしこみ、蜜を吸うという独特の食事の取り方をしています。

キンロバイ・クロユリ・タニウツギ(新潟県谷川岳)

谷川岳(たにがわだけ)は標高1900メートルで群馬・新潟の県境にある三国山脈の山です。谷川岳は高山植物の宝庫で可憐な花が次々と咲きます。
岩場に咲いているキンロバイ。高山帯の草地に自生しているクロユリ。鐘型の花が美しく、かつユニークです。比較的低い場所に咲いているタニウツギもよく見られる花です。

ホンドタヌキ(広島市)

広島市を流れる京橋川の川岸にタヌキの親子がいました。タヌキは元々極東のみに生息する珍しい動物です。1960年代くらいまでは毛皮にするために乱獲され絶滅の危機にありましたが近年は利用価値が低下し増加傾向にあり、作物や残飯目当てに人家周辺に出没しています。

ビーバー(アラスカ)

ビーバーは水辺の木をかじり倒し、泥や枯枝などとともに材料として、川を横断する形に組み上げ、大規模なダムを作ります。またダムによってできた“ダム湖”の中心部にも木を組み上げ、密閉された個室状の巣を作ります。木を山ほど積み上げて、家族で暮らせる家となります。

ブラックフィンバラクーダ(インドネシア)

ブラックフィンバラクーダはカマスの中でも体長1メートルにもなる比較的大きな種で鋭い牙を持っています。 細長い体、白い腹に青い背と縞模様の体、黒い尾びれが特徴です。この海域は海底が落ち込み海流などの関係からたくさんの魚が集まり、珊瑚も多く生息しています。そこで肉食で小魚を捕食するバラクーダの住処になっています。なぜ渦を巻くのか?外敵から身を守るため、捕食のため、産卵のためなどいろいろありますが、今のところ明確な答えが見つかっていません。

アオウミガメ(インドネシア)

インドネシア沖のサンガラキはアオウミガメの産卵場所として有名な島です。
夜、浜では一日に5~6箇所で産卵が行われます。しかしアオウミガメの肉や卵は、昔から食用として人気があり多くのアオウミガメがつかまって、今ではあちこちの海で数が減り「絶滅危惧種」に指定されています。そこでサンガラキでは、一旦卵は保護し、ふ化した小亀は夜海に返されます。

バイカモ(広島県庄原市西城町)

庄原市西城町の田んぼの用水路でバイカモを見つけました。バイカモは冷涼で流れのある川に生育し、初夏から初秋にかけてウメの花のような白い花を水中につける花です。冷水を好むため、北日本では水路や河川などに広く分布しますが、西日本などでは上流や湧き水のある地域に分布域が限られます。広島県では北東部の水田溝や小流に点在していましたが、水路のコンクリート張りや清掃のために消滅した所が多い状況です。

白糸の滝(長野県軽井沢町)

軽井沢(長野県)と北軽井沢(群馬県)を結ぶ白糸ハイランドウェイ沿いにある高さ3m、幅70mと連なる「白糸の滝」は、地下水が岩肌から湧き出したものです。 絹糸のような水が幾重にも降り注ぎ、清水が流れ落ちることから白糸の滝と命名された。滝の上には山地の渓谷の湿った場所に生育するタチカメバソウが、滝つぼには丘陵地や山地の渓流に生息するミヤマカワトンボがいた。

モズの子育て(広島県三次市)

三次市のピオーネ畑の棚にモズが子育てをしていました。モズは全長20cmの農耕地や林緑、川畔林などに生息している野鳥です。卵を6個産み21日目でふ化し雛が生まれました。そして2週間後にヒナが巣立ちしました。ただ1羽しか巣立ちできませんでした。ぶどう棚は巣がかけ易く、人の出入りもあり天敵のトビやカラスが来ないので安心な場所でした。しかし、屋根にビニールが架けてあり温度が上昇しヒナが弱り一羽しか巣立ち出来なかったのです。

バオバブ(オーストラリア)

広島市植物公園の大温室が今年3月リニューアルしました。幹の周りが2メートルの日本最大のバオバブが展示されています。このバオバブはオーストラリアの北、キンバリー地区にあったものです。農業開発のためにバオバブは伐採され焼かれる運命でした。オーストラリアからはるばる11000キロ。
バオバブは、やっと安住の地を見つけました。

コチドリ(広島県三次市)

春、水を張った田んぼにコチドリがいました。コチドリは目の周りに一際目立つ黄色い”アイリング”があるのが特徴です。全長が約16 cm、日本のチドリ類では最も小さいチドリです。田んぼの中を、ちょこまか、ちょこまかと、せわしなく歩きながら、ミミズを見つけて食べました。そのあと気持ちよさそうに水浴びをしました。水浴びは羽根に付いた、埃や寄生虫、積もった脂粉を落とすためと言われています。

エヒメアヤメ(広島県三原市)

エヒメアヤメは中国大陸を分布の中心とするアヤメ科の多年草で、氷河期に日本列島が朝鮮半島と陸続きであったことを植物学的な証拠として示す貴重なものです。
三原市沼田西のエヒメアヤメは広島県で最初に発見され、国の天然記念物に指定されました。保存にあたっては、地元の沼田西町エヒメアヤメ保存会と市教育委員会が協力して、毎年自生地の下刈りなどを行っています。

雨に濡れても ブラックベア(アラスカ)

アラスカにはホッキョクグマ、グリズリーそしてブラックベア(アメリカクロクマ)の3種類のクマがいます。その中で一番小さなクマがブラックベアで、グリズリーに比べてとがった口先をしています。主に森林に生息し木登りができないグリズリーを避けるため木のある環境に生息しています。ブラックベアは簡単に木に昇ることができるためです。

ホテル前の楽園 グアム島(アメリカ)

グアムといえば日本各地からアクセス良好な人気のリゾート。多くのホテルが並ぶ遠浅のビーチを少し沖へ泳ぐと、手軽にサンゴや熱帯魚の観察が出来ます。水面には細長いセンニンサヨリ、群れになる青色のデバスズメダイ、色鮮やかなムラサメモンガラ、アカヒメジなどです。海が綺麗で年中透明度が安定しているのはサンゴが海中の二酸化炭素を吸収して体内で光合成を行い、酸素と一緒にミネラルも水中へ放出することで浄化作用が起き、海水を綺麗に保てています。

子宝 ケリ(広島県三次市)

水田でケリが子育てをしていました。ケリは全長およそ35cmの脚の長いチドリの仲間です。春に畦などで卵を産み、田んぼで子育てをします。カラス、犬、人など巣に近づく外敵には上空から急降下して襲い、羽を大きく広げて驚かせ甲高い声で「キリッ、キリッ」、「ケリッ」、「ケケッ」と鳴き威嚇します。そのあと親はヒナを羽の中に入れ抱いて守っていました。

川からコンニチワ アメリカビーバー(アメリカ イエローストーン国立公園)

1872年に世界初の国立公園に指定されたアメリカのイエローストーン国立公園。この公園でビーバーを発見しました。枝を岸に運び食べています。そして足の間から出る油を、前足で毛に塗りつけていました。ビーバーは泳ぐ前、また泳いだ後に毛づくろいをし、皮膚はぬらさないようにしています。毛の保温作用を高めるためです。キタホオジロガモが泳ぐ横で毛づくろいが終わるとペアで川を泳いでいきました。

ヨシ原に守られて オオヨシキリ(山梨県河口湖)

富士山麓の河口湖。湖畔に立つとヨシ原から「ギョギョシ、ギョギョシ…」という大きな声が聞こえました。オオヨシキリの声です。大きな声で鳴くことで縄張りを主張しています。オオヨシキリは夏鳥で、南の国から4月ごろ日本へ渡ってきます。このヨシ原はオオヨシキリの繁殖場所でもあり河口湖の浄化にも役立っています。

ひなたの翁草 オキナグサ(広島県庄原市)

備北路の里山で、春の季語になっている野草の花を見つけました。オキナグサです。花は赤紫色で、鐘(かね)の形をして全体的に白い毛でおおわれています。花の後にできるタネに白く長い毛があり、そのタネが密集して風にそよぐ姿を老人の白髪に見立てて「オキナグサ(翁草)」と呼ばれています。オキナグサは本州、四国、九州の日当たりのよい草原や林縁に生える多年草ですが、少なくなり環境省によって絶滅が心配される花に指定されています。近くで鳴いているのは春を代表する鳥ウグイスです。

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