世界中を取材した自然を紹介し、環境に関心を。

アフリカオオノガン/ナミビア

草原を歩き回って暮らすツルの仲間です。最大の特徴は大きさ。身長150cm、体重18キロもあります。飛ぶ鳥の中で世界一重い鳥です。この巨体を維持するため、1日のほとんどを食事に費やさねばなりません。バッタやトカゲ、草の茎や穂などの植物、キノコや樹脂など、草原にあるものは何でも食べます。たくさんの食べ物を確保するため、4キロ四方にもなる広大な行動圏の中、たった一羽で暮らしています。

サメ穴に棲む/島根県

島根県・七類港からおよそ2時間。松江半島の沖合50キロにある隠岐の島。大小180の島からなる隠岐諸島の1つです。対馬暖流に囲まれた豊穣の海に浮かぶ火山島です。本土では貴重となった自然海岸がそのままの形で残されており、豊かな森林とあいまって独特の海中景観と生態系を作り出しています。そんな豊かな環境のもと、多くの魚たちが生息。通称「サメ穴」と言われる岩陰にいるのは、ドチザメです。全長1mほどの小型のサメで、普段は海底でじっとしています。おとなしく、危害を加えない限り滅多に人を襲うことはありません。

メバル/広島市

瀬戸内海を代表する魚、メバル。全長は20cmから30cmほどです。口と眼が大きく、「メバル」という和名も大きく張り出した眼に由来しています。北海道南部から九州、朝鮮半島南部に到る海域に分布。岩礁付近を群れて泳ぎ回るが、垂直に切り立った岩場に沿ってホバーリングするように立ち泳ぎすることも。食性は肉食で、貝類、多毛類、小型の甲殻類、小魚などを捕食します。

渓流で生きる/広島県

清流と緑の峡谷美を誇る三段峡は、三段峡入口から聖湖までの全長約16kmにおよぶ大峡谷です。峡谷美だけでなく多種多様な植物群と遊歩道から古木、巨木を見ることができる日本唯一の峡谷といわれます。滝に潜りました。そこには夏を告げる旬の魚、アユの姿が。瀬戸内海に下って成長したあと生まれた川に戻り産卵を行います。

人との距離/北海道

キタキツネは、北海道のほぼ全域、特に道東に多く生息しています。主なエサはネズミや鳥類、昆虫。秋には果実や木の実も食べます。昔は毛皮目的で多く捕獲されていました。近年、住宅街に出てきてエサを探したり、犬や猫のエサを食べたりすることも多く、人との関係が問題となっています。哺乳類の中では珍しく雄も子育てします。雪解けが終わり、暖かくなる頃に子どもを産み、秋の終わり頃に子別れをし成長していきます。

生命の泉/ナミビア

アフリカの南西部に位置するナミビア。国土の4割ほどが国立公園や自然保護区として管理されています。1990年に南アフリカから独立する際、自然環境の保護を憲法に盛り込みました。海岸線に沿うように1000キロ以上に渡って続くのがナミブ砂漠です。世界で最も古く、最も乾燥しているといわれています。そんな過酷な環境の中、「生命の泉」ともいえる水場がありました。乾燥地帯に残された貴重な水を求め様々な動物が群れを成して訪れてきます。

地上で暮らす/ナミビア

ジリスはリス科のうち地面または地下で生活するものの総称です。リスというと木に登って木の実を食べているイメージがありますがジリスは木登りが苦手。代わりに土を掘って地下に巣穴を作ることができます。食性もリスが木の実や昆虫を主食とする雑食であるのに対しジリスは植物の葉を主食とする草食のものが多いです。

夜に鳴く神/北海道

北海道の森林に生息するフクロウ。全長50cm、翼開張98cmで、丸い顔で目が黒い。昼間はほとんど活動せず、夜になると鋭い爪でネズミや小鳥などを捕食します。寒さから身を守るため、足の下部まで羽が生えています。また、ハート型をした顔は、小さな音を聞くことができるようアンテナの役割が。さらに、左右の耳の位置が上下ずれていることから、音の方向や距離を知ることができます。両目が頭部の前面についており、頭部が真後ろ、上下反転できるなど自由な稼働が可能。大木のある場所を好み、地上の切り株の横など地面での営巣例も多くタカ類の古巣を利用することもあります。