世界中を取材した自然を紹介し、環境に関心を。

蘇る清流/サツキマス(北広島町)

サツキマスは沿岸域または湖沼で生活した後5~6月に河川に遡上します。遡上後はほとんど餌を摂らず高水温を避け、増水時に産卵のために川をのぼります。10月下旬頃、河川上流域で産卵し産卵後は死んでしまいます。広範囲を移動するため環境の影響を受けやすいのですが近年、魚道の整備などにより生息環境は守られています。

アヤトリカクレエビ(フィリピン)

アヤトリカクレエビは宿主によって体色が変わります。宿主そっくりで色も柄もそのままです。アヤトリカクレエビという和名が付けられたのは近年で、それまでは、多くのダイバーにクルクルカクレエビの愛称で親しまれていました。

スイセン(島根県益田市)

鎌手海岸では200万球を超える日本水仙を見ることができます。珍しい岩脈は国の天然記念物となっていて青々とした日本海、蛇岩に激しくぶつかる波しぶきそしてスイセンの気品あふれる姿が織りなす風景が広がります。

ハクトウワシ(アメリカ)

ハクトウワシは翼を広げると2.5メートルにも達する大型のワシ。米国の国鳥に選ばれたのは、米国独立から間もない1782年。当時は約10万つがいが生息していたとされていましたが乱獲や開発などで減少しました。1963年に、つがいの数が417組にまで激減していましたが徹底した保護策で、現在は約1万つがいにまで回復したといわれています。

100キロの奥地で/ホッキョクグマ(カナダ)

ホッキョクグマは地上最大の肉食動物です。現在の推定個体数は26,000頭。一時、狩猟などにより絶滅が心配されましたが、国際的な保護活動により危機を脱しました。現在は新たに、地球温暖化や北極圏の環境悪化などの影響を受け個体数が減っていると見られています。母グマは12月ごろに子供を産み2月の中旬まで食事をとらないまま子育てをします。その後、エサのある海岸線に向かって移動をはじめます。

グレートコール/キホオテナガザル(ベトナム)

キホオテナガザルはベトナム近郊に生息する珍しいサルです。金色の毛で生まれ、後に変わります。非常に機敏で高い木がある生息地で警戒しながら生活しています。ベトナムで最高レベルの法的保護を受けられますが、森林伐採と相まって絶滅の危機にあります。縄張り意識が強く、つがいが歌で縄張りを宣言し侵入者を追い払っているといわれています。複雑な発声の組み合わせで数十分にわたり、毎日ほぼ決まった時間帯に繰り返されます。

水際で防ぐ/タンチョウ(北海道)

タンチョウは日本の野鳥の中でも最大級で全長140cm、翼を広げると240cmに達します。生息地は北海道の東部に限られます。夏期は湿原に分かれ営巣・育雛を行い、冬は里の近くへ移動し群れで生活します。生息地である湿原の面積は減少する一方で、残されている湿原も保護指定がなされていないところも多くいつ開発されてもおかしくない状況です。