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■平成23年度『エコガク』報告レポート/第11回~第16回

平成23年度 第11回エコガク報告/広島市立元宇品小学校

【 日 時 】
平成23年11月28日(月)9:35~11:30
【 場 所 】
広島市立元宇品小学校 トレーニングルーム
【 対 象 】
1~4年生 55人

今回の巡回スクール・エコガクは、通常の学校や地域に出向いて行う環境の授業で、今年度11回目の開催です。
第11回エコガクは、広島市立元宇品小学校で2校時使い、2時間目1・2年生、3時間目に3・4年生を対象に行いました。低学年へのエコガクは今回初めてということで、低学年用の教材を準備しての開催となりました。

■1・2年生(2校時9:35~10:20)

前半の2校時は、1・2年生21人を対象にエコガクを行いました。1・2年生の児童のみなさんはとても動物に興味を持ち、楽しい授業になりました

■野生の動物を見てみよう!


取材映像より
チーター・アフリカゾウ
最初に、
「地球派宣言って知ってる?」
と聞いたところみんな手を挙げ、
「知っとる~!」
という声がたくさん聞こえてきました。
そして、地球派宣言が世界各地を取材してきた動物達の映像を見てもらいました。
ゾウが人間同様兄弟でじゃれあっている様子や、チーターの狩りの様子など動物園では見られない野生の姿を見てもらい、また、近年砂漠化が進んで、草木が育たず、その草をエサにする動物が生きられなくなってきているということなど映像を交えながらお話しました。児童達は、動物の映像を見ながら「かわいい~」と言ったり講師の話しを聞いたり、興味津々です!

■動物クイズ!!

クイズ中の様子

クイズの一例 
今回の授業は1・2年生が対象ということで、児童のみなさんにより動物に興味を持ってもらえるよう動物クイズを開催。
問題は全部で5問。
2択の問題で、教室を真ん中で区切り、正解だと思うほうへ移動してもらいました。
児童達は、問題に正解するたびに、「イエーイ!!」と言ってジャンプをして、喜んでいました。
ずっと座ったままの授業ではなく、動いてもらうことにより、児童達も飽きることなく授業に参加できたことと思います。
問題が少し簡単すぎたのか、答えが分かれる事が少なく、みんな同じ方へ動いていました。

■撮影の裏側を知ろう

カメラ実演 カメラに向かって手を振る児童 ケニアや小笠原諸島での撮影の裏側の様子を紹介しました。動物たちがどんな風に撮影されているのか、また水中にいる生き物をどうやって撮っているのか映像を見ながらお話しました。
イルカを撮影している様子の映像が流れると、とある児童が「ハンドウイルカじゃ!!」と言い、講師も「本当に一年生?」と聞くほどビックリするという一幕もありしまた。
そして、最後に撮影で実際使っているカメラの登場です。カメラ実演はどの学校へ行っても、みんな喜んで手をふったりしてくれます。
今回も、みんな大はしゃぎで手を振ってくれました。

■3・4年生(3校時10:45~11:30)

大休憩をはさみ3校時は3・4年生を対象にエコガクを開催しました。
1・2年生ではまだ理解できない、地球温暖化や生態系の話などを盛り込みました。

■世界自然遺産「小笠原諸島」

独自の生態系を作り出してきた小笠原固有の動物や植物の紹介や、180年前、人が入植してきたことによって、外来種が入ってきて、大きく生態系が変化してきたことなどお話しました。
児童達は、講師の話を真剣に聞いていました。

■かんきょうクイズ

クイズに答えようと移動する児童達 クイズの一例 環境・地球温暖化に関わる問題を3問出題。
3択で、教室を3つに区切り1・2年生同様正解だと思う所に動いてもらいました。
問題内容が、1・2年生のときより難しかったのか、答えがわかれましたが、正解を発表すると、喜んだり残念がったり、みんな楽しんでいるようでした。
また、日本人がレジ袋を年間300枚使っていることが分かったときは、みんな驚いていました。

■地球温暖化について

クイズからの流れで「地球温暖化」について学んでいきます。
「地球温暖化」という言葉は普段よく聞く言葉ですが、その仕組みなどは知らないという人がほとんどです。
そこで、地球温暖化の仕組みや家庭から出る二酸化炭素の量などを見て、地球温暖化がどうしていけないのか、また、地球温暖化を防ぐにはどんなことができるのか考えていきました。
3・4年生には少し難しい内容となりましたが、地球温暖化がどうしてよくない事なのか、理解してもらえたと思います。

地球温暖化の資料

■カメラ実演

難しい話の後は少し気分転換ということで、カメラ実演を行いました。
1・2年生の時と同様、カメラ実演は大盛り上がりでした。
また、動物たちを撮影する時は、動物たちには近づいていい距離があり、それ以上近づかないようにして撮影しているということもお話しました。

■地球温暖化を防止する為にできること


クイズの一例
最後に、これまでの授業を踏まえて地球温暖化を防止していく為に「家庭でできる地球温暖化防止クイズ」をしました。
みんな、どの問題も一生懸命考え答えてくれました。 このクイズを通して、ひとりひとりが地球温暖化を防止する為に、日頃の生活を見直し心がけてくれることと思います。

後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋しご紹介いたします

●どうぶつのもんだいを出してくれてありがとうございました。
●いろいろなさかなやどうぶつをおしえてくれてありがとうございました。
●アフリカのどうぶつたちが水がのめないのがかわいそうでした。
●きりんがたたかっていたのがおもしろかったです。けど、いたそうでした。
●電気のむだ使いをしてはいけないことがわかりました。
●小笠原のことを聞いたとき、絶滅寸前の動物や植物がいることがわかった。そしてその動物や植物は人間の食べ物にされたり、人間が連れてきた動物や人間が植えた植物のせいで少なくなったと聞いたときは残念でした。
●地球温だん化が進んでいることをしってがっかりしました。これからぼくは水のむだづかいをしないようにしたりして地球のかんきょうを守っていきたいです。

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平成23年度 第12回エコガク報告/広島市立戸坂城山小学校

【 日 時 】
平成23年12月5日(月) 9:30~11:20
【 場 所 】
広島市立戸坂城山小学校 第二図書室
【 対 象 】
1・2年生 93人

今回の巡回スクール・エコガクは、通常の学校や地域に出向いて行う環境の授業で、今年度12回目の開催です。
第12回エコガクは、広島市立戸坂城山小学校で2校時使い、2時間目1年生、3時間目に2年生を対象に行いました。

今回のエコガクは、前回の元宇品小学校(11/28開催)同様、2校時使っての授業となりました。戸坂城山小学校の児童のみなさんはとても元気よく、講師の質問にも沢山の児童が手をあげ発言をし、楽しく授業ができたことと思います。

■1年生(2校時9:30~10:15)

授業前の様子 最初の2校時は、1年生(60人)を対象にエコガクを開催しました。
1年生の児童のみなさんはとても元気よく、先生に引率してもらい会場となった第二図書室へ入ってきました。
整列できたところで授業開始です。

■野生の動物を見てみよう!

まず、取材先マップを見てもらい、今まで地球派宣言が沢山の国へ実際に行き取材してきたことを話しました。
取材してきた映像からいくつか動物園では見られない野生の動物たちの様子を解説を交えながら見てもらいました。
ライオンやぞうやキリンなどの映像に児童達は釘付けです。

野生の動物たちの映像を見てもらった後は、野生動物撮影の裏側を紹介しました。実際に取材で使っているカメラが登場です。
児童や先生の顔がアップになるとみんな笑ったり手を振ったり、カメラ実演は毎回大盛り上がりです。

エコガクとしては異例の1年生への授業でもあり、飽きさせず、それでいて興味を持ってもらえるように『どうぶつクイズ』を開催。 2択の問題で、教室を中央で区切り、2択で楽しみました。
答え合わせをするたびに、みんな大盛り上がりです。
低学年の児童たちの純粋さを改めて感じることができました。これをきっかけに、自然や環境への関心を広げてもらいたいものです。

最後、講師から
「買い物いったときマイバッグ使ってる人?」
という質問をしたところ、ほぼ全員が手をあげてくれました。
レジ袋1枚数円を払わないといけないことももちろんですが、レジ袋を使わずマイバッグを使用することで、身近な所からエコ活動ができるという事が浸透してきているということがうかがい知れました。

■2年生(3校時10:35~11:20)

3校時は、2年生(33人)を対象にエコガクを行いました。
会場は1年生の時と同じ第二図書室です。
2年生のエコガクでは1年生と少し授業内容を変更し、1年生では少し理解に難しい地球温暖化等の内容も盛り込みました。

最初に、私たちテレビが伝える「環境」について考えました。
講師の「テレビの仕事って何?」という問いに沢山の児童が、手を挙げて答えてくれました。2年生になると、自分の考えをはっきり言う子が増えてきます。

地球派宣言がこれまで取材に行って実際に撮影した映像から、野生の動物たちの様子を視聴してもらいました。
動物たちの親子の姿や巣作りの不思議に触れるほか野生の王国ケニアでは砂漠化が進み、動物たちの命を脅かしている現状もお話ししました。
児童たちは講師の話を真剣に聞いていました。

カメラに向かって手を振る児童達 続いては取材の裏側の紹介です。
ケニアや小笠原取材での撮影の様子の映像を見てもらいました。
ここで、取材用カメラの登場です。
1年生のときと同様、みんな手を振ったり、大盛り上がりでした。
また、ここで動物たちを撮影するときは、その動物にとって、これ以上近づいてはいけない距離があるということをお話しました。


クイズの一例
クイズに答えようと手を挙げる児童達
最後に、「家庭でできるCO2削減クイズ」をしました。
問題をスクリーンに映し出し、答えが分かった児童が挙手し答えてもらいました。
どの問題にも、たくさんの児童が手をあげ、答えてくれました。
普段の家庭での取り組みが如実に表れるこのクイズでは、家庭での『当たり前』が常識とはかけ離れていることに気づかされることがあります。たとえばエアコンの設定温度などが良い例です。
何人かの児童に答えてもらいましたが、正解は出ず、家庭での意識にかなりばらつきがあることがわかります。
2年生ともなると、1年生より数段お兄さんお姉さんになっている児童たちに頼もしさを感じました

後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋しご紹介いたします

●これからはレジぶくろをなるべくつかわないようにします。
●チーター(の足)がはやいのにカメラでとれていたからすごいなとおもいます。
●地きゅうおんだんか(のこと)やどうぶつたちが今こまっていることをおしえてくれてありがとうございます。
●わたしはつかわないもののコンセントをぬくことをしりました。クイズもたのしかったです。
●アフリカでぜんぜんあめがふらないことをはじめてしりました。
●わたしはぞうをみてすなの中からたべものをさがしているからかわいそうでした。たすけたいとおもいました。
●テレビや電気をいつもつけっぱなしにしているのでせつ電しようと思いました。

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平成23年度 第13回エコガク報告/広島市立大州中学校

【 日 時 】
平成23年12月7日(月)14:30~15:15
【 場 所 】
広島市立大州中学校 体育館
【 対 象 】
1年生 172人

今回の巡回スクール・エコガクは、通常の学校や地域に出向いて行う環境の授業で、今年度13回目の開催です。
第13回エコガクは、広島市立大州中学校1年生172人を対象に開催。


会場の体育館

授業開始前の様子

【地球派宣言について】

最初に地球派宣言がどんな活動をしているのか話しました。
地球派宣言がこれまでに取材を実施した世界地図を見ながら、世界には至る所に後世に残すべき貴重な自然があること、また、これらスポットの映像は、地球派スタッフが 独自に取材してきたことなどを説明しました。

取材先マップ
【世界遺産「小笠原諸島」】

2011年6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島。生徒たちの記憶の中にもまだ新しい話題です。
一度も陸続きになったことのないこの島々で培われた独自の生態系について、また、小笠原諸島が抱えている問題についてお話しました。
生徒達は、小笠原にしかいない珍しい動物や植物に興味津々のようで食い入るように映像を見ていました。

【カメラ実演】

授業の途中には、テレビ局ならではの小笠原諸島取材時の撮影の裏側の映像を見てもらいました。
小笠原取材の特徴の一つに『水中撮影』があります。水の中の生き物を、カメラマンがどうやって撮影するのか、生徒の皆さんは興味津々です。
普段見られないこともありみなさん食い入るように見ていました。
そして、実際に使用したカメラを使ってのカメラ実演をしました

水中撮影の様子 カメラ実演の様子

【野生の王国ケニアとその危機】

貴重な自然が直面している危機は、世界の至る所にあります。野生の王国ケニアも例外でなく、地球温暖化や人間の経済化活動により砂漠化が進んで、動物たちが次々息絶えていく現状を、映像を交えながらお話しました。

【地球温暖化】

これらを引き起こす異常気象の要因となるのが「地球温暖化」と言われています。言葉は普段よく聞く言葉ですが、その仕組みなどは知らないという人がほとんどです。そこで、地球温暖化の仕組みや家庭から出る二酸化炭素の量などを見て、地球温暖化がなぜ地球にとって良くないことなのか、また、地球温暖化を防ぐにはどんなことができるのか考えていきました。

講師の「地球温暖化を説明できる人?」という問いには何人かの生徒が手を挙げ自分の考えをしっかり答えてくれました。

地球温暖化についての資料

家庭で出来るCO2削減クイズ

「家庭で出来るCO2削減クイズ」を行いました。
沢山の生徒が手を挙げ答えてくれました。
このクイズを通して、少しでもCO2削減に努めてもらえることと思います。

最後に生徒の代表より感謝の言葉と授業の感想を頂きました。
授業態度も真面目で積極性もあり、授業をする私たちも気持ちよく時間を過ごすことができました。


後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋し
ご紹介いたします

●地球温暖化について自分が知らないことを知ることができて、これから地球や多くの動物のために私も意識して生活したいと思うことができました。

●小笠原諸島の話を聞いて、小笠原諸島の事を全然知らなかったのでよく知れて良かったです。自然を守るために1日に島に入れる人数が限られていてびっくりしました。この自然が守られ続けてほしいなと思いました。

●今回の学習で、自分の知らない所で地球が変わっていってるんだなぁと思いました。自分の知らなかった植物や動物とかその動物によって何がおきているのかなど、たくさんあって驚きました。地球が変わってきたのも、人間が関係していてこれから私達がどう守っていくかも大切だと思いました。

●今まで私たちが「便利になるように」と自分たちのことばかり考えていたことが、貴重な自然や生き物の生態系をくずしていくことにつながってしまったということを今回改めて理解することができました。

●自分の家からたくさんのCO2が出て、しかもそのほとんどを占める割合が電気といっていたのでかなり驚きました。自分の身近な所からできる事を増やしていきたいです。

●小笠原諸島はきれいなところばかりで誰も手を加えていないと思っていました。でも人間が住むようになったせいで外来種が増えて生態系がこわれていることが分かりました。もっと早くから自然と共存するという考え方を持っていたら自分たちだけのことを考えた行動はしなかったと思います。ケニアや地球全体を守るために、小さなエコから始めたいと思いました。

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平成23年度 第14回エコガク報告/広島市立己斐上中学校

【 日 時 】
平成24年1月13日(金)14:25~15:15
【 場 所 】
広島市立己斐上中学校 図書室
【 対 象 】
1年生 51人

今回の巡回スクール・エコガクは、通常の学校や地域に出向いて行う環境の授業で、今年度14回目の開催です。
第14回エコガクは、広島市立己斐上中学校1年生51人を対象に開催。己斐上中学校でのエコガクは「出前授業」として始まった一昨年度より3年連続での開催となりました。

【地球派宣言について】 球派宣言がどんな活動をしているのか(CM制作・特番制作等)や、取材先マップを見てCMは地球派宣言のスタッフが実際に世界各国に行って撮ってきた事を話しました。

【小笠原諸島の生態系】

つづいて、日本で4番目の世界自然遺産になった小笠原諸島を元に生態系について学んでいきます。一度も陸続きになったことがないことによって独自の生態系を作り出してきた事や、180年前、人の入植により外来種の侵入し大きく生態系が変化してきたことなど映像を交えながらお話しました。
生徒の皆さんは映像を見ながら講師の話を真剣に聞いていました。

【撮影の裏側】

小笠原諸島の話の中にもでてきた、海の生物の撮影方法を紹介しました。
防水カバーをつけたカメラとライトを持って潜水撮影する様子や、素潜りでイルカを撮影している様子など、映像を交えながら説明し、普段見ることができない撮影の裏側に生徒の皆さんは興味津々です。

【野生の王国の危機】

ケニアの様々な動物たちの様子や、一方で経済発展や燃料確保の為の森林伐採(ケニアの燃料の大半は木が占めている為)をし、新たに木を植えない事により砂漠化が進んでおり、草をエサとしている動物が生きられなくなっていることを映像を交えながら紹介しました。

【地球温暖化について】

「地球温暖化」という言葉は普段よく聞く言葉ですが、なかなかその仕組みを説明するのは難しいものです。
そこで、地球温暖化の仕組みや家庭から出る二酸化炭素の量などを見て、地球温暖化がどうしていけないのか、また、地球温暖化を防ぐにはどんなことができるのか考えていきました。

地球温暖化についての資料

講師の「地球温暖化を説明できる人?」という問いには何人かの生徒が手を挙げ自分の考えをしっかり答えてくれました。

家庭で出来るCO2削減クイズ

最後に、「家庭でできるCO2削減クイズ」を行いました。分かった問題には手を挙げ答えてもらいました。たくさんの生徒が手を挙げてくださいました。

クイズの一例

己斐上中学校1年生のみなさんは授業中常にメモを取ったり、講師からの質問など発言する場面では沢山の生徒のみなさんが手を挙げるなど、とても積極的に参加してくださいました。
今回のエコガクを通して、環境や自然に関心を持つきっかけになれたのではないでしょうか。今後、理解を深め地球の未来の為に行動してくれることと思います。

後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋し
ご紹介いたします

●ぼくの一番印象に残ったことはケニアの雨量が減り野生動物が餓死しているということです。人間の森林伐採のせいで森林が減って動物が絶滅していくということをよくTVなどでてきます。森林伐採は動物だけでなく自分達の首もしめているんだなとよくわかりました。
●今、温暖化が進んでいるのも、人が石油・石炭を使うようになったからだと分かりました。
●1人で300枚ものビニールは使いすぎだなと思った。
●地球温暖化を防ぐためにも、買い物ではビニール袋を使わずマイバッグを持っていったり、テレビを見ないときは主電源を切ったり小さいことから始めようと思います。
●小笠原は、きれいな島だなと思った。小笠原にしかいない魚や鳥や植物がいることが分かった。

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平成23年度 第15回エコガク報告/広島市立船越中学校

【 日 時 】
平成24年1月16日(月)14:00~14:50
【 場 所 】
広島市立船越中学校 視聴覚室
【 対 象 】
2年生 72人

今回の巡回スクール・エコガクは、県内の学校や地域に出向いて行う環境の授業で、今年度15回目の開催です。
第15回エコガクは、広島市立船越中学校2年生72人を対象に開催。

【地球派宣言を知っていますか?】

授業の冒頭、地球派宣言の活動について紹介しました。キャンペーンスポットや番組で使われている映像は地球派宣言のスタッフが世界各国で撮影してきたことや、この日のエコガクを通して自然や環境に関心を持ってほしいということをお話しました。
また、「地球派宣言って知っていますか?」という講師の問いには、ほとんどの生徒が手をあげてくれました。


【世界自然遺産「小笠原諸島」で生態系を知る】

昨年、世界自然遺産に登録された「小笠原諸島」。地球派宣言が取材した素材をもとに、その映像を教材に小笠原の生態系について学んでいきました。
独自の進化を遂げてきた固有の生き物の紹介や、180年前人の入植により持ち込まれた外来種によって、固有の生き物が絶滅の危機に瀕していることなど映像を交えながらお話ししました。

【撮影の裏側を知ろう!!】

授業の途中、生徒たちが中だるみしないように、撮影の裏側を紹介しました。
小笠原取材で実施した水中撮影の様子やENGカメラの実演で撮影方法を紹介しました。

【野生の王国の危機】

ここ数年来、異常気象が世界各国で問題に
なっています。「野生の王国」といわれるケニアなど、東アフリカ諸国では干ばつが続き野生動物や人々の命を脅かしています。
雄大な自然の世界を紹介しながら、異常気象や人口増加で拍車のかかる砂漠化の現状を、取材映像を使って紹介しました。

【地球温暖化について】

「こうした異常気象のひとつの要因とみられているのが「地球温暖化」です。この言葉自体はよく耳にするものの、その仕組みなどは知らないという人がほとんどです。
まずは、地球温暖化のメカニズムをわかりやすく説明し、身近な家庭からのCO2排出量などの解説をします。
人の暮らしがCO2の増加要因であること、地球温暖化を防ぐため、どんなことが必要なのかを順序立てて考えていきました。
さすが中学2年生。
講師の「地球温暖化を説明できる人?」という問いかけには、たくさんの生徒が手を挙げ自分の考えをしっかり答えてくれました。

家庭で出来るCO2削減クイズ

最後に、「家庭でできるCO2削減クイズ」で、個人個人の取り組みでできるCO2削減について考えました。
多くの生徒が自発的に答えてくれますが、このクイズの回答には、家庭における普段からの省エネ意識が表れ、興味深いものがあります。正解と照らし合わせ、生活の中で見直す点を理解してもらいました。

授業の最後には生徒の代表より感謝の言葉と授業の感想を頂きました。
巡回スクール・エコガクの実施を希望される学校は、平素より環境問題について積極的に学習していて、授業に臨む態度も大変良好です。地球派宣言のもつ豊富な映像資料や取材経験を、多くの学校に活用いただきたいと思います。

後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋し
ご紹介いたします

●社会でも習いましたが今世界の森や森林がすごいスピードで減っているという事はこれからの地球に大きく影響するので、今自分に出来る事をたくさんしていきたいです。

●いつも地球派宣言を見て、キレイだな、こんな所があるんだくらいにしか思っていなかったのでそれがどこにあり地球温暖化でどうなってしまうのかなど少しずつでも知っていきたいと思います。

●今日は小笠原の今の現状をくわしくしく知ることができました。小笠原の自然がのこっている所は人が守らないと守れない自然になっているほど小笠原の自然が変わってしまったのだと思い残念でした。たった180年で自然が変わってしまうので人間の力はすごいと思いました。でもこの人間の力で自然を元に戻すことができると思うので、ぼくたちは自然を大切にし自然に感謝して生きたいです。

●私は最初に話された小笠原諸島について聞いた時正直とてもびっくりしました。なぜなら、手つかずの自然など母島のごく一部にしかないと知ったからです。そのために祖先が起こしてしまった過ちを今私たちが知り、どうすればいいのかという思いが芽生えました。

●今回の出前授業を受けて、世界中の現実をわずかな時間ではありましたが知ることができました。自分が特に感動した場面は小笠原諸島の場面でした。昨年6月に小笠原諸島が世界自然遺産に登録されました。ですが、その背景には島民の方々の島を愛する努力があるのだと思いました。

●今日、話を聞いて今の私達はとても大切な時代にいるんだなぁと感じました。ビデオに写っていた動物や植物はすごくキレイで、これが無くなると思うとすごく悲しいです。そういうことが無いよういまからでもできる事はどんどんしていきたいし、それを今だけでなく、自分の子供とかにも伝えて当たり前にしていきたいです。

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平成23年度 第16回エコガク報告/広島市立八幡小学校

【 日 時 】
平成24年1月24日(月)10:50~11:35
【 場 所 】
広島市立八幡小学校 体育館
【 対 象 】
5年生 116人

今回の巡回スクール・エコガクは、通常の学校や地域に出向いて行う環境の授業で、今年度16回目の開催です。
第16回エコガクは、広島市立八幡小学校5年生116人を対象に開催。とても寒い日に体育館での開催となりましたが、みなさん真剣に授業に参加してくださいました。

【「地球派宣言」について】

最初に、講師の「地球派宣言って知ってる?」という問いにたくさんの児童が手をあげ、興味をもってもらった所で八幡小学校でのエコガクのはじまりです。
地球派宣言には 三つの方針(①関心 ②理解 ③行動)があり、今回のエコガクを通して皆さんに関心をもってもらいたいということや、さらにその先、「理解」と「行動」へつなげられる人になってほしいとをお話ししました。

地球派宣言 三つの方針
【世界自然遺産「小笠原諸島」】 授業中の様子

昨年6月に取材に行ってきた小笠原諸島を題材に生態系について学んでいきました。とてもタイムリーな話題の中から生態系について、また、小笠原諸島が抱えている問題についてお話しました。
生徒達は、小笠原にしかいない珍しい動物や植物に興味津々のようで食い入るように映像を見ていました。

【カメラ実演】

撮影でも実際に使っているカメラを使ってのカメラ実演を行いました。
今回も児童たちは手を振ったり、先生の顔がアップになると笑いが起きるなど、とても盛り上がりました。

【地球温暖化について】

地球温暖化の資料

まず、「地球温暖化を説明できる人?」という問いに何人かの生徒が手をあげ自分の考えをしっかり答えてくれました。
5年生ともなると、さすがに、「温室効果ガス」の存在や「地球が温まりすぎている」という表現などを使えるようになり、言葉の意味を理解しようとしていることがわかります。

講師話に聞き入る児童達

人の経済活動に起因するといわれるこの温暖化が、このまま歯止めが効かず進んだらどうなるのか?
私たちの暮らしにどんな影響が出ると想定できるのか?未来の環境を守る児童たちは真剣に耳を傾けてくれました。

家庭で出来るCO2削減クイズ

最後に恒例「家庭でできるCO2削減クイズ」を行いました。児童のみなさんには、スクリーンに映し出される問題に挙手で答えてもらいました。
八幡東小学校のみなさんは、とても積極的に手を挙げてくれました。

クイズの一例
クイズに答える児童
後日、今回の授業の感想文をいただきましたので一部抜粋し
ご紹介いたします

●CO2はいらないものと思ったけどなくてはならないんだなと初めて知りました。
●小笠原諸島のクマノミが黒い色をしていることにビックリしました。
●自然はいいなと思い環境の事も考えてみたくなりました。

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