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南米産の牛肉がお得に? 岸田総理がパラグアイ訪問

政治

 南米からの牛肉がお得に手に入るようになるかもしれません。

 パラグアイの名物料理「アサード」という骨付き肉の炭火焼きです。

 都内でパラグアイ料理店を営むルイサさんは、日本がパラグアイ産の牛肉を輸入していないため困っているといいます。

パラグアイ料理店 ルイサさん
「(店で使っているのは)オーストラリアの肉」
「(Q.パラグアイの肉を使いたい?)(パラグアイの肉で)やりたいね。お願いします」

 岸田総理大臣は日本時間の4日朝、パラグアイを訪問し首脳会談に臨みました。

 パラグアイはブラジルなど南米4カ国の関税同盟「メルコスール」の議長国で、牛肉などの輸出を目指して日本にEPA=経済連携協定の交渉開始を求めています。

 実は、パラグアイは南米で唯一、台湾と外交関係を結んでいますが、近年、中国が牛肉の購入などをテコに関係強化を図っています。

パラグアイ料理店 ルイサさん
「(Q.パラグアイの肉はおいしい?)おいしい。できるだけお願いします」

 岸田総理は総裁選で再選すれば、11月の国際会議で再び南米を訪れる予定で、そのタイミングでの交渉開始を模索しています。