呉市音戸町の船の解体現場で発生した火災からまもなく1カ月です。懸命な消火活動には“海の消防車”の活躍がありました。
5月14日、呉市音戸町にある船の解体現場で使われなくなった船や廃材などが燃えた火災。発生から6日目でようやく鎮火しましたが、約4000㎡が焼けました。
懸命な消火活動は陸上以外からも行われていました。
矢田息吹記者「今まさに放水訓練が始まりました。2つの放水銃からものすごい勢いで水が出ています。射程距離も長いですね」
活躍したのは“海の消防車”こと「消防艇」です。広島市消防局では2年前に約3億円をかけて更新。最大で毎分1万リットルを放水できるようになりました。
広島市南消防署 渡邊和徳 消防司令補「ここは操舵室になります。車でいうハンドルですね。こちらを使用して操舵、操縦していきます」
他にも酸素ボンベや心電図を測ることができる機器などが備わっていて、けがをした人に救急処置を行うことや島などからの救急搬送に使用することも。
音戸町の火災にも出動した広島市の消防艇。2つの放水銃を駆使して燃えている船にピンポイントで消火しています。
船長として消火活動にあたった渡邊さん。風や潮の流れをみながら放水の指示を出していたといいます。
広島市南消防署 渡邊和徳 消防司令補「正直、港内一面が黒煙もしくは燃えている船。今まで見たことがない感じだったんですけれどもゆっくり近づいて放水を始めたという感じになります」
次々に船に燃え移り困難を極めた消火活動。「海の消防車」の活躍もありけが人はでませんでした。
広島市南消防署 渡邊和徳 消防司令補「我々しか出動することができない現場などこれからもあると思います。それに向けて日々全員でいい動きができるように訓練を続けていけたらと思います」