5日、経済界のトップらが一堂に会した広島商工会議所の新年互礼会が開かれました。
広島市内のホテルで開かれた広島商工会議所の新年互礼会には、県内企業のトップら1389人が出席しました。広島商工会議所の松藤研介会頭は冒頭「地域の持続的な成長と発展を進めていくためには、ダイバーシティーの推進がこれまで以上に求められる」と挨拶しました。
物価高や円安など、先行き不透明な経済環境下、各界のトップは今年の展望を語りました。
■マツダ 毛籠 勝弘 社長
「日米関税の引き下げ効果が通年を通して寄与する見通しで、また不透明であった通商関係規制の方向性が定まってくるなか、経営環境としてはアクセルを踏める状況に転じつつある」
県内に約2000社の取引先があり、取引額は1兆2210億円あまりと県内経済に大きな影響力を持つマツダ。今年の春には、マツダの屋台骨を支える世界最量販車・3代目CX-5が日本で発売されます。
マツダは年間国内生産70万台を掲げており、3代目CX-5の販売動向はその鍵を握っていると言えそうです。
・マツダ 毛籠 勝弘 社長
「数年前から進めてきた構造的な原価低減というエッセンスがこのCX-5に詰まっている。経営の改善への貢献というのは非常に大きい。
CX-5はマツダの販売台数においても収益においても極めて重要な戦略的なモデル。勢いをつけて必ず成功させたい。」
■JR西日本 広島支社 飯田 稔督 支社長
利用が低迷するJR芸備線の備後庄原-備中神代間の存廃問題を協議する再構築協議会。来年度が最終年度となるのを前に、今年、鉄道との経済効果を比較するため路線バスの実証実験が始まります。
・JR西日本 広島支社 飯田 稔督 支社長
「地域の方々、それからご来訪いただく方々に対して、どういった交通手段にするか、どういった街づくりをするかというところが大切だと思います。地域の方々と丁寧に話し合いを進めて、データとファクトで未来に資するような、そういったまちづくりに貢献できるような交通体系を築き上げていきたいと思っています」
また、ドラゴンフライズが提唱する新アリーナについては次のように述べました。
・JR西日本 広島支社 飯田 稔督 支社長
「弊社単独ではできることではないが、広島県や広島市、それから財界のいろんな方々のお知恵やご支援をいただきまして、夢のアリーナの実現にしっかりと汗をかいていきたいと、前に進めていきたいと思っています」
■広島銀行 清宗 一男 頭取
去年12月、30年ぶりに0・75%程度と高い水準になった政策金利。長期金利も2%を超えました。
・広島銀行 清宗一男頭取
「金利が上がることによって預金の金利も上がってくる。住宅ローンの金利も変動金利のほうが上がってくるができるだけお客さまに対して訴求できるような金利を示しながら個人の皆さんのニーズに応えていきたい」
「米関税の負担感がでている企業もあるので、取引先としっかり対話をして、ニーズや課題を共有しながら、グループとして何ができるか伴走支援をやっていきたい」
■中国電力 中川 賢剛 社長
「島根原発2号機は13年ぶりに再稼働して、ここまで安定的な運転を続けてきました。引き続き原子力安全文化の醸成、推進に力を入れたいと思います。
島根の3号機については、2030年までの営業運転開始に向け、手続きや工事を進めています。1年ぐらいの試運転期間を考えており、28年度末ぐらいまでには、工事が完了できるよう準備を進めたい」
■サンフレッチェ広島 久保 雅義 社長
「自分の中で『新』という字を思っている。新たな体制とJリーグも秋春制という新しいシーズンに向かうので、それに向けてクラブも準備してより強いチームを目指していきたい」
■広島カープ 松田 一宏 オーナー代行
「選手個々人が成長したのと、選手が補強できたのとあわせて、去年に比べてさらに飛躍の1年になると思っています。“しゃかりき”になってみんなが伸びていくような1年にしていきたい」