成年後見人として管理していた現金を横領したなどの罪に問われた弁護士の男が、初公判で起訴内容を認めました。
被告(67)は成年後見人として資産を管理していた30代の女性の口座から400万円を横領したほか、70代の男性の保険金の一部約1400万円を横領した罪に問われています。
初公判で被告の男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は「毎年700万円以上の接待費で赤字になる年があったほか、知人らの生活支援で1億円を超える現金を振り込むなどしたことで、弁護士収入では足りず金銭が必要な状況だった」などと指摘しました。
検察はほかにも数件の事件を追起訴する方針で、次回の裁判は来年2月24日に開かれる予定です。