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孤立集落へ「空からの支援」 物資輸送の訓練 広島

広島防災・災害

災害が起きたときに問題になるのが道路寸断による孤立集落の発生です。県と三原市は「空から支援」するためドローンなどでの物資輸送訓練を行いました。

川村 凌記者「私の後方にドローンが近づいてくることが確認できます」

空から音を立て物資を運んでいるのはドローンです。最大で30kgの荷物を搭載でき、5.1km離れた場所からもわずか7分で届けられます。

運ばれたのは災害時でも安定した通信ができる人工衛星を使ったインターネット通信「スターリンク」で、訓練では救援物資の要請に活用しました。

去年1月に発生した能登半島地震では道路寸断によるライフラインの停止や物資輸送の遅延が課題に…

28日の訓練では土砂災害による孤立集落の発生を想定し、民間と連携したドローンの活用なども確認されました。

県危機管理課 立田正雄参事「車両が入れない、人が入るには危険なときに空路でドローンを使って機動的に物資を届けるのは有効」

県は今年度中に福山市など他の市とも連携して訓練をしていくということです。