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AIカメラ新たな防災対策へ 無人交番などにも活用

広島防災・災害

河川の氾濫などを自動で判断するシステムでAIが搭載されたカメラを活用しています。新たな防災対策になるのでしょうか。

安村恵美記者「このように近づくと…光と共にアラームが鳴ります」

こちらは「AIカメラ・音声一体型システム」。AIが搭載されたカメラで特定の対象を自動で認識して分析。異常を検出すると警報を鳴らします。

河川に設置することで、一定の水位を超えた場合などにその危険度に応じた注意・警戒・緊急といった警報を数秒以内に自動発信することができます。

フランスや台湾など世界20カ国以上で活用されていて、日本国内でもいくつかの地域で導入されているということです。

AIカメラは防災だけでなく防犯にも…

安村記者「こちらは無人交番を想定したデモンストレーションです。中に入ると数秒してアラームが鳴り、遠くにいる人と話ができます」

無人交番などに設置することで緊急性の高い場合に即座に対応することが可能です。無人駅では関東エリアの7駅で使用されていて、無人交番への導入も検討されているということです。

アクシスコミュニケーションズ 丹生孝正さん「人が関わることにより、どうしても検出から判断までの時間がかかるパターンが多いと思うが、AI化することによって迅速化することができる。アンダーパースや河川などその周囲にいる方々の命を守っていく。そういうところに活用してほしい」

今後、医療分野なども含めたより本格的な実用化に向けて検証を進めていきたいとしています。