廿日市市で発生した道路の陥没。当時の状況が明らかになってきました。また県内の陥没の実態とは?
それは突然の出来事でした。「道路が陥没している4トントラックのタイヤがはまっている」
12日、廿日市市の国道2号で大きな穴が空きました。穴の大きさ直径と深さ共に2m、運転手にけがはありませんでした。
さらに翌13日、トラックがはまった場所から約5m離れた場所で道路が沈んでいるのを業者が発見。深さ1.9mの空洞が確認されました。
国土交通省によると去年4月から今年3月までの間に、国土交通省が所管する全国の国道約3000kmの路面の下を調べたところ4739カ所で空洞が見つかりました。
広島県内では空洞は266カ所が確認され、陥没する可能性の高い空洞は13カ所で、全て修繕済みということです。
太田朱香記者「道路の陥没や空洞が見つかった現場からほど近いこの川の石積みから土砂が流れ出たということです」
中国地方整備局は土砂が流れ出た原因として、大雨などが影響した可能性があるとしています。
1つ目の事案の場合、すでに流れ出てしまっていた場所に空洞ができそこへトラックが通過し陥没。
2つ目も同じように石積みから土砂が流出し、空洞が発生したということです。
いずれも応急工事は完了していて、現場では業者が機械や目視でへこみがないか1日2回確認作業が行われていました。
中国地方整備局は今後、状況を見ながら本格復旧をしていくということです。