広島土砂災害から11年を迎えた20日、被災地では追悼の花火大会が開催されました。
2014年に発生した広島土砂災害で、安佐南区の緑井8丁目では5人が犠牲になっています。
20日夜に行われた慰霊式には、地域住民ら約100人が参加し犠牲者を悼みました。
会場にはメッセージが書かれた約200個のキャンドルが並べられ、土砂災害が起きた8月20日の日付を作り出していました。
式の後は、地域の子どもたちが参加して慰霊の花火大会が開かれました。
緑井上組町内会の西村斉時会長は「子どもたちがつないでいってほしい。今は花火を楽しんでいるけど、たぶん先では意味を分かってくれると思う」と被災の記憶継承の重要性を口にしました。