77人が亡くなった広島土砂災害から11年です。
被災地では夜明け前から祈りが捧げられました。
2014年8月20日未明、広島市の北部で線状降水帯による大規模な土砂崩れが発生し災害関連死を含む77人が犠牲となりました。
53人が亡くなった広島市安佐南区八木では、土砂災害が起きたとみられる午前2時半ごろから家族を亡くした人らが訪れました。
小原山町内会財原一夫会長
「11年たっても亡くなられた方の顔とか…町内会の行事をしたりそういうことをやったことがずっと思い出される」
災害時、避難所となった梅林小学校では献花台が設けられ松井市長や遺族らが祈りを捧げました。
兄夫妻を亡くした立川新三さん
「こうやってここに来たら10年も11年も変わらないね。こういう節目の20日になるとやはりちょっと思い出しますね」
午後には追悼の花火が予定されるなど、被災地は祈りの1日となります。