秋篠宮妃・紀子さまと次女の佳子さまが広島を訪れ、原爆をテーマにしたミュージカルの鑑賞や原爆慰霊碑に供花されました。
10日、広島市中区のホールでミュージカルを鑑賞された紀子さまと佳子さま。
被爆80年、節目の年の広島訪問は私的なもので佳子さまが成年後広島に訪れたのは初めてです。
ハワイの劇団が演じるミュージカル「ピース・オン・ユア・ウイングス」は「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの生涯を描いた物語です。
お二人はおよそ2時間半鑑賞し舞台上で劇団員と手をつなぎテーマ曲を一緒に歌うなど交流もされました。
劇団員「被爆80年のタイミングでこうしたパフォーマンスを見れたことが、大変うれしく思いますと声をかけてくれました」
11日朝、平和公園を訪れたお二人。
雨が降る中傘をさし合いながら深々と一礼し原爆慰霊碑に供花されました。
原爆養護ホーム舟入むつみ園も訪問。
紀子さまは7月、インターハイの開会式のため秋篠宮さまと広島を訪れた際に訪問される予定でしたが、入所者が新型コロナウイルスに感染したため取りやめに。
体調を心配し施設の状況が落ち着いたら、訪問したいと思われていたということです。
入所者
「(平和のハト)をお土産にお持ち帰りいただけますかと申し上げましたら、家族に帰ったら見せて飛ばしたいと思うので持って帰りたいとおっしゃってくださって、5~6羽持って帰ってくださいました。佳子さまは入所者からカープが好きだという話を聞くと『私は大谷選手と同じ歳なんです。大活躍ですね』などと野球について会話を交わされていました」
お二人は11日、東京に戻られる予定です。