その瞬間はあっという間でした。
母親ゾウの足の間からひょっこりと出てきた赤ちゃんゾウ。まだ小さな耳や鼻を動かしながらしっかりと歩いている様子が確認できます。
安佐動物公園で生まれたのは日本初となるマルミミゾウの赤ちゃんです。母親のメイにぴったりとくっついている赤ちゃんゾウ。お乳を
飲もうとしているのかまだ小さな鼻を一生懸命高く上げています。飲めなかったのか、そのままぐたりと倒れます。
太田朱香記者「右から2番目のあちらのお部屋で産まれた赤ちゃんと母親が元気に暮らしているということです」
生まれたことを知った来園者は…
広島市内からの姉妹「ゾウさん好き。水かけるところが好き」「大きく育ってねと声をかけたい」
推定75cmで性別はまだ分かっていません。
世界に3頭しかいないと言われているマルミミゾウの赤ちゃんを迎えることができた園長は…
広島市安佐動物公園 阿部勝彦園長「映像を見る限り本当に落ち着いて優しいお母さんですね。本当にそれはほっとしています」
赤ちゃんが落ちないための柵と縦8m、横7mのプールが新しく設置され、赤ちゃんのおひろめを待っています。