「台湾有事」を想定した日米間の机上演習で、自衛隊がアメリカへ「核の脅し」を求めたと報じられたことを受け、核廃絶を訴える団体が28日に会見をひらきました。
核兵器をなくす日本キャンペーン 田中熙巳代表理事「アメリカの軍事力に頼るとしても、核に頼る部分だけは絶対に認めてはいけない。私にとってはもう驚くよりも憤慨に堪えない」
28日夜、「核兵器をなくす日本キャンペーン」が一部報道を受けてオンラインで会見を開きました。
田中さんらは「台湾有事」を想定した机上演習で、自衛隊がアメリカへ「核の脅し」で対抗するよう求めたとされることへ政治的にも法的にも容認できないとしています。
一方、中谷防衛大臣は29日の会見で、報じられている日米間のやりとりは事実無根とした上で、演習の内容の詳細は答えを差し控えるとしました。