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呉市と府中町で震度4 南海トラフ地震との関連は…専門家に聞く 広島

広島防災・災害

26日に発生した地震は県内で震度4を観測しました。南海トラフ地震との関連性は?専門家にメカニズムを聞きました。

26日午後3時24分ごろ発生した愛媛県南予を震源とする地震。県内では呉市と府中町で震度4を観測しました。この地震について専門家はー

広島大学大学院 須田直樹教授「フィリピン海プレートの中で起きた地震で安芸灘あたりでよく起こるんですが、芸予地震と同じようなメカニズムで起きているものと思われる」

今回の地震は2001年に最大震度6弱を観測した「芸予地震」と同じくプレート内の深いところで発生する「スラブ内地震」の可能性が高いと指摘しました。

一方、プレートの境界で起きる南海トラフ地震との関連性は低いといいます。

広島大学大学院 須田直樹教授「こういうプレート内の比較的深い地震が浅い海溝型巨大地震に影響を与えるということは今までなかったと思うので、すぐ心配することはないかなと」

須田教授は今回の揺れがさらに地震を誘発する恐れは低いとしつつもいずれ来る地震への備えは重要だと呼びかけます。

広島大学大学院 須田直樹教授「南海トラフの地震はこれから必ず起こるので、それに備える形でいろいろ用意してもらえれば」