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激しい雨で各地で土砂崩れも…今後も土砂災害などに警戒を 広島

広島防災・災害

県内では18日から激しい雨が降り、一部の地域で被害が出ています。

今後も土砂災害や浸水に警戒が必要です。

斉藤俊幸記者「こちらの住宅では横の水路から水があふれ、駐車場や玄関のあたりまで浸水しました。現在ポンプを使った排水作業が行われています」

安佐北区可部町勝木では雨の影響で住宅近くの山の一部が崩れ、水路をふさぎました。

そして安佐南区伴東では住宅まで土砂が迫るなど被害が出ています。

県によりますと、報告があった被害は住宅の床下浸水と一部損壊がそれぞれ1件ずつ。人的被害は出ていないということです。

18日午後8時半ごろJR呉線で列車が線路内に倒れた木と接触。

JR西日本によりますとこの接触で線路の電力設備が破損しましたが、乗客約80人にけがはなかったということです。

交通機関への影響は一夜、明けた19日も…

岡森吉宏記者「大雨による影響が朝のラッシュと重なり、JR広島駅は多くの人で混雑しています」

18日の倒木で始発から運転を見合わせていた呉線・海田市ー三原駅間では19日の正午から運転を再開。

しかし、断続的に雨が降り続いていることから福塩線・塩町ー府中駅間、芸備線・広島ー新見駅間ではまだ再開の見込みが立っていないということです。

専門学校生「止まるなと思ってちょっと早めに出ました。人多かったです」

病院に行く人「自然のことですからね、どうしようもできないですよね」

気象庁によりますと24時間あたりの雨量は、安芸太田町内黒山で最大174・5mmを記録。

たまった雨による川の増水や建物への浸水、土砂災害などに引き続き警戒が必要です。