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休校相次ぐ教育現場の現状は? 広島

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県内の学校では休校や学級閉鎖が相次いでいます。

広島市立の小学校は2割にあたる29校が学級閉鎖などとなっています。そんな教育現場の現状を取材しました。

段原小学校 三上正浩校長「(感染対策は)元からずっとやってきたことで、それをより徹底してやろうというところしかちょっとできないですよね」

今やれることをやるだけ…基本的な感染対策をしていくしかない状況が続いています。

南区にある段原小学校。約30人の学級が1学年2~3クラスで、全校生徒約450人が在籍しています。

これまでのところ感染者が増加するなどして学級閉鎖にはなっていませんが、いつ新型コロナの感染拡大が発生してもいいように準備を整えているといいます。

三上正浩校長「調子が悪かったら早く言ってすぐに保健室でまず検温して、平熱よりも高い場合にはご家庭にすぐに連絡してお迎えいただくというような形でやりますね」

休校や学級閉鎖はどのように決まるのか。

広島の市立小学校では感染者が出ると「濃厚接触者の可能性がある児童」や「かぜの症状がある児童」がいる場合などには市教委が各学校の状況を踏まえ判断をすることになっています。

段原小学校では原則として、濃厚接触者の可能性がある児童は自宅待機に。感染者の兄弟にも自宅待機を求めています。

三上正浩校長「1人陽性者が出た場合に同じクラスで1人でも発熱をして帰ったということであれば、ちょっともう感染が広がっている可能性があるので学級を閉鎖するという判断をさせてもらおうと思っています」

広島市立の小学校の約2割が学級閉鎖などを行う事態に、保護者からは・・・

保護者「私の場合は教会の牧師なのでまだ家で何とかなるんですけど、そうでない人はもっと大変だと思います」

保護者「出てしまったらしょうがないのかなと思いますね。それで登校して広まってもと思いますし」

三上正浩校長「学校としては感染予防というのはこれまでの手洗い、給食も黙食を徹底していく。マスクの着用についてもこれは繰り返し繰り返し指導していく先生たちも常にそこを気を付けていくということを続けていく」

教育現場にも多大な影響が出始めています。