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国に“まん延防止”の延長を要請 広島

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今月末が期限となっているまん延防止等重点措置の適用について、湯崎知事は国に延長を要請したことを明らかにしました。

湯崎英彦知事「まん延防止等重点措置の延長を国に要請を致しました。期間は、感染者を安定的に低いレベルでコントロールできるまで、エリアは県内全域を想定しています」

感染状況は「頭打ちが見え始めている」としながらも、「今後オミクロン株の感染状況がどうなるか見えないところがある」として延長の要請を判断したとしています。

対象は県内全域で飲食店の時短営業や酒類提供停止など、現状と同様の要請を行う予定です。具体的な期間は設定していません。

県によりますと23日昼間の本通り周辺の人出は5週間前に比べおよそ半減していて、県が要請している外出機会の半減に近くなっています。

男性3人組「(飲み会の)予定とかは合わせずらくはなってくるので難しくはあるんですけど、僕は医療系の大学なので感染が広がるんだったらしょうがないかなと思います」

男性2人組「(まん延防止は)もう当たり前みたいになってから慣れとるんじゃないですかね。しょうがないこと。みんなが気をつけなきゃなおりやせん」

24日発表された県内の新規感染者数は1056人。広島市で551人、福山市で124人、呉市で65人などとなっています。

広島市では民間の保育施設で園児29人、職員14人のあわせて43人が感染するなど3カ所の施設でクラスターが発生。子どもの感染も増え続けています。

広島市によりますと幼稚園から高校までの市立学校232校のうち臨時休校が4校、25校で学級閉鎖や学年閉鎖となっています。

広島市立の学校のおよそ12%にあたり前の週と比べおよそ3倍になっています。