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「まん延防止措置」県内全域に拡大 広島

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感染の拡大に伴い「まん延防止等重点措置」の対象地域が14日、県内全域に拡大されました。

斉藤俊幸記者「きょうから新たにまん延防止等重点措置が適用された安芸高田市に来ています。街の人の生活にも影響が出始めています」

14日、「まん延防止等重点措置」の対象地域が県内13の市と町から23、全ての市と町に拡大されました。

そのうちの一つ安芸高田市では直近1週間の人口10万人あたり新規感染者数は207・14人。1週間前の10倍以上で感染が急拡大しています。

男性(70代)「困ってます。行動範囲は狭いし自粛自粛、限られた所しか出ないようにしてるんですけどね」

女性(30代)「保育園の園庭開放もなくなって遊ぶ所がなくて困ってます」

「まん延防止等重点措置」の適用で飲食店は、再び苦境に立たされています。

居酒屋店主「(感染拡大は)想定はしてましたが、こんなスピードだとは思っていなかった(食材の)少し仕入れもしていたのでうまくはけさせるようにしないといけない」

地元で人気のこちらの居酒屋ではコロナ禍で客の数が減ったため、ランチタイムの営業を始めたといいます。

居酒屋店主「基本的には夜がメインなので昼は補うことができればいいなと思い、始めたんですけど補うには至らなかった」

今回の「重点措置」適用にあたりランチタイムだけでは営業継続が厳しくなり、16日から今月いっぱいの休業を決めました。

居酒屋店主「少しずつお客さんが少しずつ増えていたので、今年に入ってよくなるかなと期待はしていたんですけど、こういうことになったのでだめかという思いと、しょうがないという思いが交錯している」