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広島市 ”ワクチン”委託契約解除を発表 3回接種の安佐南区医療機関

広島

新型コロナのワクチン接種をめぐり安佐南区の医療機関で3度目の接種をしていた問題で、広島市は委託契約の解除を発表しました。
この医療法人には、新たな疑惑も浮上しています。


広島市は、医療法人「好縁会」が運営する安佐南区の西原セントラルクリニックとのワクチン接種の委託契約を解除することを発表しました。

この病院では、8月に理事長や看護師など9人に、認められてない3回目のワクチン接種を実施。
さらに優先接種期間に、対象ではない329人に対して、接種していたことも明らかになっています。

市は、今月13日に契約の解除を行い、接種費用およそ78万円の返還を求めました。
運営する医療法人は、速やかに接種費用の返還を行うとしています。

この医療法人は、独立行政法人「福祉医療機構」が行っている、新型コロナで経営が悪化した医療機関向けの貸与制度を活用。
借りた6億3千万円などからおよそ4億円分の短期の債権を購入し、運用していたことも明らかになっています。
この貸付制度では、資金の使いみちを運転資金に限っています。
好縁会は、週明けにも貸付機関に説明にいくとしています。

貸し付けた「福祉医療機構」担当者は、「目的外流用が事実であれば厳正に対処していく」としています。