西日本豪雨でため池が決壊し、広島県福山市の女の子が犠牲になってから7日で3年です。孫を失った遺族が墓前に手を合わせました。
2018年7月7日、広島県福山市駅家町で高台のグラウンドが崩落し、その下にあった2つのため池が決壊しました。
そのとき発生した土石流に当時3歳だった甲斐朱莉ちゃんが自宅で巻き込まれ、翌日遺体で発見されました。
孫を失った甲斐恭隆さん(72)は毎年命日には墓参りし近況を報告しています。
甲斐さんは自宅のあった場所に朱莉ちゃんの碑を建てることを考えているということです。
甲斐恭隆さん「元気でいてくれたらなと思いますけどかなわぬこととなりました。あちらで元気で暮らしてくれればいいなと」
朱莉ちゃんの両親は6月7日、福山市などを相手に損害賠償を求める訴えをおこしています。