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接種準備できたのにワクチンが・・・広島

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広島市立大学では学生が里帰りする夏休みを前にワクチン接種を進めていくつもりでしたが…。

広島市立大学総務室 田中良則室長「医者や看護師や業者に頼んで準備を整えてきましたが、今のところワクチンがいつ来るかめどが全く立っていません」

広島市安佐南区の広島市立大学は学生や職員ら約2千人の職域接種を3日に始める予定でした。しかし肝心のワクチンが届かず準備は全てキャンセルに…。

河野ワクチン接種担当大臣(6月23日)「モデルナのワクチンの1日の可能配送量は上限に達していますので、一度ここで申請を休止させていただききたい」

河野大臣のこの発言にモデルナ社製のワクチンを大規模接種会場にと想定していた県や市町は困惑を隠しきれません。

広島県ワクチン政策担当 草薙真一担当課長「国からワクチンが来ないと県の大規模会場は設置できない。現時点で国から正式な通知や案内は一切ない状態で情報収集に努めているところ」

福山市では市独自の大規模接種会場を今月中旬に設置する予定ですが、国からの承認がまだ得られず見通しが立っていません。

福山市 枝広直幹市長「調整状況について確たる情報は伝わってきていません。待ちの状況にあります」

ワクチン接種が加速する一方で、供給不足の懸念もあり想定通りに進むのか不安が高まります。

広島市立大学総務室 田中良則室長「(ワクチンが届く予定は)今のところまだ情報がないですね。できるだけ早く、いつごろワクチンが来るのか、どの程度来るのか、これを教えてもらえればこちらも対策が考えられるのでそれを強く望みます」