広島県大規模接種スタート 会場はガラガラ 福山市

広島

高橋勇介記者「きょうから始まった福山市の大規模接種会場。こちらは待合スペースですが空席が目立ちます」

福山市と世羅町の高齢者を対象に始まった広島県の新型コロナワクチン大規模接種。
福山市に住む83歳の森本さんは家族に連れられ会場を訪れました。
かかりつけ医では来月末の接種となるため大規模接種会場を利用しました。
きょうまで体調管理には気を使っていたそうです。

ワクチンを接種した森本さん「(ワクチンを)打ってもらわないとこの夏は越せない。これを打つためにどれだけ気を使ってね(過ごしたか)。打ってもらったからホッとしました」

この会場では1日最大1800人が接種できますが、初日に予約した高齢者は89人のみ。想定のわずか5%です。
県は福山駅と会場をバスで結びますが、午前中の利用者はたった1人。

この状況に湯崎知事は。
湯崎英彦知事「正直驚いている皆さん打ちたいんじゃないかと思っていたので、こんなに低調なのは全くの予想外。予約を余らせないように対応していきたい」

県は9日以降は対象地域に府中市を加えるなど対応に追われています。