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広島市 ワクチン接種体制を強化 全ての区に集団接種会場

広島

広島市は新型コロナウイルスのワクチンについて、新たに6カ所に集団接種会場を設けるなど接種体制を強化すると明らかにしました。

広島市 松井一実市長「自分たちの便利な時間を使って集中的にやってくれる会場があればもっと接種が進むという話があったので、全区に(集団)接種会場を設けることにしました」

広島市の集団接種会場は現在6カ所ありますが、これまで会場がなかった東区・安芸区・佐伯区を含めた6カ所に新たに追加されることが決まりました。
会場の1つ、西区の広島サンプラザは広島大学病院が運営。歯科医師と看護師が注射をするほか、事務職員が受付や誘導、医師が問診などを担います。
広島サンプラザと中区の広島グリーンアリーナでは、12日から土日限定で1日あたり2千人の大規模な接種が行われます。
また個別接種を行う医療機関も約600カ所にまで増えました。
これらの体制強化で1週間あたりの接種回数は、個別接種で約4万8千回、集団接種で最大1万8千回まで増えるということです。

広島市 松井一実市長「ワクチン接種スケジュールにつきまして大幅な見直しを行うことにしました。なるべく早く(ワクチンを)行き渡らせることが感染状況を抑える近道」

広島市は7月末までに接種完了をめざしている高齢者への接種券の発送を6月中に終えたうえで、7月上旬からは65歳未満への接種券の発送も検討しているということです。

一方、呉市もクレイトンベイホテルで大規模接種を実施します。
6月5日から7月11日までの土日計10日間で1万人の2回接種を行う予定です。
呉市ではネット予約が不安な高齢者のために職員や学生がサポートする取り組みが4日まで行われています。

予約を完了した高齢者「もう安心しました。(サポートは)ありがたい」「何もわからないのに親切にぱっとやってくれたのでうれしい」
サポートした学生「初めての作業も多かったけど、スムーズにできたのでよかった」