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2度目の緊急事態宣言で街は 広島

広島

17日、広島県に2度目の緊急事態宣言が出ました。街の様子はどう変わったのでしょうか。

岡森吉宏記者「午前8時前です。広島駅前のバス停では学校や会社へ向かう人が行列を作っています」

17日に緊急事態宣言が出たばかりにもかかわらず、18日朝のJR広島駅にはいつもと変わらない風景が広がっていました。

通勤客「去年4月の(緊急事態宣言)の方が(人出は)少なかったです。意識がちょっと下がっているのかなっていう気はします」
通学客「中間テストが近いのでまだそこ(オンライン授業)までいかない。(人出は)あまり変わらないかもしれないです。雨の日なので多いかなと」

広島県は事業者に対し出勤者の7割削減を要請しています。

湯崎英彦知事「緊急事態措置のその権限を最大限に活用して、早く深く短く集中的な感染拡大防止対策に取り組みます」

県は県内全域の酒類やカラオケ設備を提供する飲食店に原則、休業を要請。
休業しない場合は酒類を提供せず営業時間を午後8時までに短縮するよう要請しています。
また商業施設に関しては1千㎡以上の施設は午後8時までの営業時間短縮の要請となり、1万㎡を超えるとさらに土日の休業を求めています。

都築亮輔記者「本通商店街では人の流れはそこそこあるんですが、普段感じるようなにぎわいはほとんどありません」

緊急事態宣言の期間に入った17日、本通商店街では一部休業している店舗はあるものの多くの人が行き交っていました。

「携帯が壊れたからしょうがなく。(人出は)多いね。意外と車も多いしねびっくりするわ大丈夫かな」
「いつまで緊急事態宣言で外に出れないかわからないので、夏服だけ早めに買っておこうかなって」

出張販売に来ていた酒店も…。

出張販売に来た 用品名酒センター 清水志野さん「(人通りは)もうちょっと少ないのかなとは思ったんですけど、思ったより普通に人がいる感じがしてびっくりしてます。(売り上げは)いつもと比べたらやっぱり悪いですね」

また緊急事態宣言に伴う今後の出張販売についても不安をのぞかせます。

出張販売に来た 用品名酒センター 清水志野さん「今後はこの売り場も休業するかもしれないので、そうなったらどんどん(出張販売の)売り場はなくなっていく感じですね」

県によりますと17日午後2時の人出は先週日曜日と比べ広島駅でマイナス18.2%、本通商店街でマイナス24.2%、それぞれ約2割減少しました。
それでも県が要請する外出機会の半減にはまだ届いていない状況です。

また百貨店でも…

広島三越ストアオペレーション部 大場茂人部長「バタバタしながらできることをきょうやったという感じです」

広島三越は19日から営業時間を30分短縮。
22日からの休日は生活必需品売り場をのぞき臨時休館することを決めました。

広島三越ストアオペレーション部 大場茂人部長「(取引先と)やってもいいかという確認をいまひとつひとつやっていくところです」

県は要請に対し、準備が間に合わない場合は19日までに対応すれば協力金の支給対象にするとしているため、今後も休業や時短など影響は広がりそうです。