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感染拡大踏まえ行動制限へ 広島

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大型連休中の感染状況を踏まえ広島県の湯崎知事は、県民に対し外出自粛や出勤削減などの行動制限に踏み切る考えを示しました。
早ければ7日にも正式に決定します。

湯崎知事「大型連休中の県外からの流入推計人数(5万人超)をみますと、急拡大を加速させる原因になると強く懸念している」

広島県によりますと、大型連休期間中に緊急事態宣言が出されている自治体など感染拡大地域から5万人余りが県内に入ってきていたということです。
湯崎知事は、感染急拡大への危機感を示したうえで、外出自粛や出勤削減、さらには幅広い業種への時短要請など何らかの行動制限を打ち出す方針を示しました。
具体的な内容については、早ければ7日にも本部員会議を開き、正式決定するとしています。

湯崎知事「深く短く手を打つための幅広い人出の削減。つまり外出制限であるとか出勤の削減といったこと。こういった対策も行う必要がある」

さらに湯崎知事は職場でのPCR検査の集中実施について、これまで準備を進めてきた広島市内の事業所に加え、福山市内の事業所にも範囲を拡げ検査を要請することを表明しました。
広島市では7日から、福山市では13日から予約を受け付けます。

一方、福山市は7日から1カ月間を緊急対処期間とすることを発表しました。
10日からの福山ばら祭をオンラインのみの開催とするほか、公共施設の使用制限などを行うことにしています。