広島市中区の一部地域を対象として始まった試験的ＰＣＲ検査。
検査を受けに来た男性
「自分がかかっているかかかっていないかわからないまま、ひょっとしたら人に感染させてしまっているかも。１つの安心材料として知っておきたい」
女性
「基礎疾患があっちこっちあるから公費で診てもらえるならありがたい」
会場となった旧市民球場跡地には受付開始から長い列ができるなど順調なスタートに見えましたが・・・
湯崎英彦知事
「本日１２時から対象者を拡大すること致しました。中区の一部地域と従来していたところ中区全域に拡大するものです」
当初の中区１３地域から一転全域に広げることを発表したのです。
広島県は当初１日２千人の参加を見込んでいましたが、１９日の予約数は７２９人にとどまっています。（１９日午後４時半現在）
１９日発表された新たな感染者は広島市の１人のみ。
知事は予約が少ない理由として感染状況が落ち着いていることをあげました。
湯崎英彦知事
「市中の感染状況によって住民の皆さんの不安や危機感が変化して受検人数に反映されているのかな」
検査は無料で１日２千人、３日間で６千人の人数は変わっていません。
湯崎知事は
「本格的な実施に備え、検査能力やオペレーションについて今回の試験実施で確認したい」と述べ積極的な検査を呼びかけています。