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コロナで休館していても…原爆資料館の現在 広島

広島

コロナ禍でも平和への歩みは止めません。
臨時休館している原爆資料館を取材しました。


静かな館内で学芸員の作業は続いていました。
落葉裕信学芸員
「休館しているから特別なことではなく、当時の資料を整理してまた伝えていくと」


おととし、リニューアルオープンした原爆資料館。
実物資料にこだわった展示を175万人もの人たちが目にしました。


しかし・・・現在も休館を余儀なくされています。
それでも学芸員は”通常業務”です。


新たな図録の制作…そして…
落葉学芸員
「常設展示の入れ替えをするので、資料のパネルの原稿の確認をしています。もう説明文が固まって実際のパネルを作るので、正確に解説に反映されているかどうか」


およそ2万点の資料が眠る収蔵庫から64点の遺品が入れ替わります。


落葉学芸員
「被爆の実相は伝えつづけないといけないので、再開館したときに多くの方にしっかりと見てもらえるよう一つずつ当時のことを伝える作業・努力を続けていきたい」


コロナ禍でも平和を訴える…原爆資料館の模索は続いています。