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「抑え込んでいる状況ではない」広島県のコロナ集中対策

広島

湯崎英彦知事「対策の効果は出ていると考えている。まだ現時点で徹底して感染を抑え込んでいる状況ではない。引き続き高い警戒は必要」

広島県の湯崎知事は、12月下旬に全国2番目の高さだった10万人当たりの新規感染者数を減少傾向に転じさせることができたと集中対策に一定の効果が出ているとしました。
一方で、対策を緩和した後に再拡大している他県の事例を紹介し、もう一押しの対策が重要だとして外出機会を半分に削減するなどの対策を徹底するよう呼びかけました。
また死亡した77人のうち3人は基礎疾患がなく、さらに14人は陽性が判明した時点では無症状でした。

湯崎知事「一人一人が命を守る行動を取るようにお願いしたい」

2月7日まで再延長された集中対策では広島市全域の飲食店に酒類提供は午後7時まで、営業は午後8時までの時間短縮を要請。
県内の事業者には出勤者を7割削減することなどを要請しています。

また湯崎知事は最大80万人を対象にした大規模なPCR検査について、引き続き検査体制の準備を進めていきたい考えを示しました。
検査は2月上旬から広島市の4つの区で行う方針で、湯崎知事は基本的に「だ液」による検体採取を行うとし、場所を区内に設置する方向で準備を進めていることを明らかにしました。

湯崎知事「どこで採るのかは複数検討しているところ。(近いうちに)まとめた形で発表したい」

県は2月上旬に開かれる臨時議会に関連費用を盛り込んだ補正予算案を提出する予定です。