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どうなる時短要請 困惑する飲食店 広島

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長崎奈美記者リポート「流川のこちらのお店では休業期間中、大掃除をしたり、機材買い足したりするなどして、再開の準備を進めているそうです」

去年12月17日から休業している流川地区のバー。

SUNSHINE 中川大輝オーナー「すぐにやりたいですね。お店は。いつでもいけます」

1月17日に新型コロナウイルスの集中対策期間が終われば店を開ける予定でした。しかし…

湯崎英彦知事「集中対策期間については現時点で完全に解除できる状況ではない。18日以降も今の対策を継続するのか、あるいはもう少し強い対策をうつ必要があるのか」

12日、湯崎知事は会見で17日までだった集中対策期間の再延長を示唆しました。
いまだ猛威をふるう新型コロナの脅威。
政府は東京など1都3県に出されていた緊急事態宣言の対象地域を大阪や福岡など7府県に拡大することにしています。
終わりが見えない戦いに店は…。

SUNSHINE 中川大輝オーナー「個人店なんで、金額も一律の支給だったんで、今のところは何とかやれてる。」

店の家賃は大家さんが厚意で減額してくれたため給付金だけで支払えるということです。
休業期間は店内の大掃除をしたり新メニューを開発する時間にあてています。
それでも先が見えない現状に不安を抱きます。

SUNSHINE 中川大輝オーナー「初めて1年たったばっかりで軌道にのるかっていうところで、コロナが流行って、日常的にお店に来て飲んでた習慣がなくなっちゃたんで、それが忘れられたりしたら怖いな」

一方、時短営業をしている飲食店では…。

アカプルコ 熊谷次郎オーナー「まだ(店の)維持はできてますけど従業員の給料だったり雇用しないといけないので正直日々赤字ですね」

広島市中区舟入町のメキシコ料理店では集中対策期間中の営業時間を午後11時までから午後8時までに短くしています。

アカプルコ 熊谷次郎オーナー「収入と雇用のバランスと、従業員は必ず1人はいるんですけど、その従業員の人件費分がまるまる赤字になる」

そのため少しでも収入を増やそうと昼間など手が空いているときはオーナー自らがデリバリーのアルバイトなどをしています。

アカプルコ 熊谷次郎オーナー「(店を)開けてるほうがお客さんも元気が出るような感じがする、(集中対策期間がのびれば)気持ち的にお客さん来ないのに待ってる時間とか、どこに向かってるかわからない感じはしますね」