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首都圏に緊急事態宣言 広島でも「本当に困ってます」

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菅総理大臣は1都3県に新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定しました。広島でも首都圏への往来自粛などで影響が出ています。

オンラインで開かれた中国地方知事会。中国地方においても感染拡大防止の行動が今こそ必要だとして県民へのメッセージを取りまとめました。

湯崎知事は「緊急事態宣言が発出される1都3県との不要不急の往来は控えましょう」と話しました。

影響は県内でも。佐伯区五日市にある用品名酒センター。

清水志野さんは「一番最初は4月に(東京へ出張販売に)行くはずだったんですけどちょうど1回目の緊急事態宣言が出たので泣く泣く諦めて、
前向きな気持ちで今回の1月に期待してたんですけどそしたらまさかの2回目の緊急事態宣言がちょうど被ってしまって」と話します。

8日から約半月の予定でオリジナルブランドの日本酒を都内で販売する予定でしたがすべてキャンセルになりました。

清水さんは「ただでさえ飲食店の卸がなくなっている状況なので当初売れると思ってたぶんの売り上げがないというのも本当に困ってます」と話します。

用意した約350本の酒は店に置ききれないため製造した酒蔵で預かってもらっているそうです。

清水さんは「緊急事態宣言が明けてコロナもちょっと落ち着いたタイミングでまた東京に(販売に)行けるように、
今できることを精いっぱい頑張っていこうかなって前向きな気持ちになろうとしてます」と話しました。

県内でも影響が出ている首都圏の緊急事態宣言。今後、広島に出される可能性はあるのでしょうか。

湯崎知事は「今後の感染状況によっては緊急事態宣言の発令などが必要となる可能性ももちろんゼロではありません、
ゼロでないというよりもそういう可能性は十分にあるとご認識をいただければと思います」と話しました。