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新型コロナ 湯崎知事「警戒強化宣言」 広島

広島

12月に入ってわずか4日。
新型コロナウイルスの感染者は100人を超えました。


4日、広島市は新たに26人の感染を確認したと発表。
20代から90代で、既に感染が分かっている人との関連では同居家族が11人同僚が7人知人2人となっています。

このうちクラスターが発生した高齢者施設の関連では新たに職員2人の陽性が確認されたということです。
これで計19人の規模となっています。


また、呉市でも新たに5人の感染が確認されました。
2日感染が公表された社会福祉施設の職員2人の濃厚接触者や施設の関係者です。


福山市でも新たに4人の感染が確認されこれで県内の感染者は970人となりました。


広島県内で10人を超える感染者の発表が9日間連続で続く中、湯崎知事はー

湯崎英彦知事
「広島県警戒強化宣言をここに発表したいと思います。食い止めましょうというフェーズに入っております。


県によりますと感染拡大が顕著な県などのデータを基にシミュレーションをした結果、3週間後には現在のステージ2から3相当になり、移動自粛や休業要請などの対策が必要になるということです。


一方で対策をただちにとった場合では、12月下旬をピークに収束することが想定されるとしています。


湯崎英彦知事
「現在の感染者の増加傾向が続けば感染拡大防止に向けてより踏み込んだ措置を年末にかけて講じる必要が出てきかねない。(感染防止)対策を今からしっかりと講じることで(増加を)食い止めてですね収束に向かわせなければならない」


そのうえで湯崎知事は事業者にはテレワークの実施や飲食店にも衝立の設置など感染防止対策の徹底を呼びかけました。


松井一実広島市長
「緊急な要請ということでお願いに参りました」

松井市長は企業などにあらためて感染症対策の徹底を周知するよう広島商工会議所に要望しました。


職場や会食の場で感染が拡大している状況を受け、少しでも体調が悪いときには仕事を休みやすい環境作りが大切などと訴えました。

松井一実広島市長
「(感染拡大防止と経済活動)相反する2つの要請を満たしていくには個人がしっかりと自分がどういう状況か判断し何をすべきかを理解すべき」


広島商工会議所はこの要望を受け、約9千の企業などにメールや会報で情報を発信するとしています。