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台風10号接近中 備え進む 広島

広島防災・災害

接近中の台風10号を受け、広島県内でも災害に備えた準備が進んでいます。


7日には広島県に最接近する予想の台風10号。

広島地方気象台は会見で特別警報が発表される可能性は低いとしたものの、強い風への警戒を呼びかけました。


広島地方気象台 高見佳浩広域防災管理官「(平均風速35m以上で)走行中のトラックが横倒しになります。樹木とか街灯が倒れる恐れがあります」


広島市中区にあるゴルフ練習場では台風対策の準備は万全です。

去年、千葉県では鉄柱が住宅に倒れ込む事故がありましたが…

この施設では強度の高い3本柱を使用しているほか、風速20mを超えると自動でネットが下りる仕組みになっています。

しかしシステムに頼らず手動であさってにもネットを下ろす徹底ぶりです。


ウッディゴルフスクエア 大竹輝明社長「念には念をというか、下ろすことによって近隣の方も安心されますのでそういう対応をとっています」


一方、広島市佐伯区では停電が起きた想定で訓練が行われました。

関係機関の連携強化などが目的で、広島市総合防災訓練で行われるのは今回が初めてだということです。


中国電力ネットワーク広島ネットワークセンター 熊谷泰美所長「(台風の)直前のタイミングでこういう訓練ができたので、いい経験になったのではないか。今まで以上に連絡を密にして災害対応にあたっていきたい」


また広島県は災害対策本部を設置。湯崎知事は早めの避難所開設を指示するとともに、感染症対策についても万全を期すよう呼びかけました。


湯崎英彦知事「勢力圏が変化すると広島県が暴風圏に大きく入る可能性もある。猛烈な台風が広島県にもやってくるという前提でしっかり準備をお願いします」