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まもなく梅雨 避難所の3密対策は? 広島市

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新型コロナウイルスの感染拡大により、避難所のあり方が課題となっています。どのようにして3密を回避するのか、行政と住民が頭を悩ませています。

広島市が3密対策に期待をかけるのは、屋外キャンプなどで使う自立型のテント。近付く梅雨入りを前に約850張りを購入し、学校の体育館など避難所に配備する方針です。

広島市災害予防課・玖島鐘二課長は「体調不良者などと通常の避難者との接触を極力避けてもらうよう使用してもらいたい」と話します。

国は避難所での対策として、発熱やせきなどの症状がある人のために、専用の個室の用意やスペースをパーティションで区切るなどの対応を求めています。しかし、追加で個室を確保するのは限界があることから、テントで専用スペースを確保する狙いです。

玖島課長は、「新型コロナウイルスが収束しない中でも、危険な場所にいる人には避難することが原則。それを理解して行動してもらいたい」とします。

おととしの豪雨災害で避難所となった安芸区の矢野南小学校。体育館には約500人が避難していました。
矢野南学区自主防災会連合会・浦野紀元会長「3密か4密か分からないけどものすごい(状況)。今のコロナのことを考えるとぞっとしますね。ライブハウス並みじゃないですかね」と話します。

自主防災会の浦野さんは市や小学校などと対策を検討し、体育館のステージにある幕を閉めることで専用スペースを作ることにしました。健康な人と体調が悪い人のエリアで分けて、市が用意するテントも使うことにしています。

矢野南小学校では体育館のほかにエアコンがある音楽室を体調が悪い人の専用スペースとして使う予定です。しかし、授業と避難所の開設期間が重なる可能性もあり、学校では動線を分けるなど対応を検討しています。

矢野南小学校・高橋京子校長は、「子どもたちと不特定多数の人たちを一緒にするわけには絶対にいかない。分離した上での共存を目指さないといけないのは今回やっぱりきついところですね」とします。

矢野南学区自主防災会連合会・浦野紀元会長は「集団感染が非常に危険だと知っているので、いかに気を付けて避難していくかを考えながら住民に周知徹底していきたい」と話しました。