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西日本豪雨 県の砂防・治山ダムなどの整備7割以上に遅れ

広島防災・災害

去年7月の豪雨災害を受け県が計画している緊急の砂防・治山ダムなどの整備について7割以上が遅れると発表しました。

県が掲げている「復旧・復興プラン」では、県内170カ所で砂防・治山ダムなどの整備を計画していて今度中の完成を目指していました。県によりますと砂防事業111カ所のうち今年度中の完了見込みは35カ所で、治山事業では59カ所中7カ所に留まっています。用地の確保に時間がかかったことや建設業界の人手不足で入札が不調に終わったことを主な理由に挙げています。すべて完了するのは来年度末の予定で、事業の遅れで住宅再建が遅れる被災者については応急仮設住宅の期限延長について国と協議するとしています。