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災害の教訓を地域に反映 広島大学に防災・減災センター

広島防災・災害

西日本豪雨などを受けて防災や減災を研究するセンターが広島大学に設置され、開所式が行われました。

広島大学の調査団は、今回の災害について土石流や洪水などが重なって被害が拡大した「相乗型豪雨災害」と結論付け研究を続けています。広島大学・越智光夫学長は「研究成果を適切に地域の方々に反映させていく必要があるという思いから(開所しました)」と会見で話しました。プレートの除幕が行われたセンターでは土砂災害を予測するシステムの開発や避難行動に結びつく心理学的な研究なども継続していきます。土田孝センター長は「被害を軽減し、あるいは復興する活動に速やかに移れると、そういう態勢が間違いなく整備されていくものと考えております」と話しました。広島大学によりますと行政や国内外の研究機関と連携しながら世界最先端レベルを目指すということです。