8日に発表されたコメ価格の調査で今よりも安くなるとの見方が強まっています。価格は今後どこまで下がるのか、専門家が解説します。
■コメ価格“一転”値下がり
スーパーおっ母さん柏の葉キャンパス店 侭田由美店長
「問屋さんは多分高く仕入れているので値段を下げたくないと思うが、やっぱり(コメが)余ってしまうので値段を下げてこちらに提示してくると思う」
この年末、過去最高の5キロ4337円の値がついたコメに変化の兆しです。
宇都宮大学 農学部 松平尚也助教
「全体として下落傾向が続くと言えます」
2026年、値下げの動きが水面下で進んでいました。
たけやま 伊藤享兆代表
「ここは売り切りたい…」
今、コメの生産や卸売りを行う業者が大量の在庫を抱えています。
たけやま 伊藤享兆代表
「すべての原料(玄米)で1300トン。去年とれた新米を保管。11月末から12月にストックはすべて販売しきる計画だったが、大量の在庫が販売しきれずに保管してある状態」
価格高騰による需要の落ち込みや備蓄米の放出などが打撃に。例年の3割程度しか売れなかったといいます。
たけやま 伊藤享兆代表
「今、限界すれすれの価格で販売している。(市場全体で)購入価格より安く販売され、さらに価格が下がると私たちも店頭価格を下げていかなければならない」
この状況が価格にもじわりと影響しているのか。8日に発表された調査によりますと、小売業者らの中で「コメ価格が前の月より高くなった」とみる見方は弱まってきています。
一方で、最新のコメ平均価格は過去最高値の状態。この矛盾をどう理解すればいいのでしょうか。
宇都宮大学 農学部 松平尚也助教
「実際の取引では(価格が)下がっている状況だが、それが店頭価格に反映されるまでギャップが出ているという状況」
つまり、業者間の取引ではすでに価格が下がっているため、これが反映されれば店頭価格も下がってくるというのです。
■コメ価格 どこまで安くなる?
買い物客(80代)
「やっぱりまだ高い。だんだん安くなるとは聞いたが、いつになったら安くなるのか分からないので買っちゃおうと」
千葉のスーパーでも消費者はまだ割高感を感じていたものの…。
スーパーおっ母さん柏の葉キャンパス店 侭田由美店長
「去年に比べて12月ぐらいから若干だが下がってきている」
8日は県内産の「あきたこまち」5キロが税抜で4000円切り。特売として、銘柄米を3300円台で販売する日もあるといい、すでに店頭価格に変化が現れ始めていました。
スーパーおっ母さん柏の葉キャンパス店 侭田由美店長
「問屋から価格を安く(売って)もらっているので安く仕入れて安く販売している。(卸売業者からは)在庫が残っているので『100から200円価格を下げるのでお願いします』ときている」
コメの価格は今後どこまで下がるのでしょうか。
JA全中(全国農業協同組合中央会)
「(Q.コメが余っているなら安く売ってほしいという声について?)価格については、それぞれ適正な価格ということがあるかと思う。生産者の方ではこの価格では高いという声もあるので、消費者も納得でき、生産者も営農を継続可能な価格形成が必要だと思う」
一方、コメの流通に詳しい専門家は…。
宇都宮大学 農学部 松平尚也助教
「1つのポイントが1から3月。5キロあたり数百円下がっていく見通し」
コメの取引関係者への調査でも「向こう3カ月の価格は下がる」とする見方が強まっています。
宇都宮大学 農学部 松平尚也助教
「業者としては高く買っている状況なので、一気に下がるというよりは少しずつ下落していく」