ジェネリックの医薬品があるものの、患者の希望で先発薬を処方する場合、患者が負担する額をさらに増やす方向性の案を厚生労働省が示しました。
去年10月からジェネリック医薬品があるにもかかわらず患者の希望で先発薬を使用した場合、通常の患者負担とは別に2つの価格差の4分の1相当が特別料金として上乗せされています。
厚労省は今月6日、専門家らによる会議で、この特別料金をさらに引き上げる案を示しました。
具体的には価格差の2分の1、4分の3、または1分の1とする案です。
引き上げの方向性については賛成を示す委員がいた一方で、別の委員からは医薬品の供給不安の解消を先に行うべきだとする慎重な意見も出ました。
厚労省は医療保険制度の改革について年内までに方向性をまとめる見通しです。