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「学校のクマ対策」で緊急連絡会を開催 全国の教育委員会や環境省が参加 文科省

社会

 各地でクマによる被害が相次いでいるなか、文部科学省は学校でのクマへの対策を推進するために教育委員会の担当者を集めた緊急連絡会を開催しました。

 クマの出没によって学校が休校になるなど教育現場にも影響が出始めたことを受け、文科省は先月30日、全国の教育委員会などに対して安全対策や連絡体制などを検討するように通知を出しました。

 通知では出没が多い北海道や東北地方などの取り組みを紹介したうえで、学校が防犯防災のために定めている危機管理マニュアルにクマへの対策を盛り込むことなどを求めています。

 文科省は今月6日午後、各教育委員会の担当者を対象にオンライン会議を開催し、この通知の趣旨を説明するとともに学校におけるクマ対策の推進を求めました。

 会議には環境省の担当者も出席し、クマの生態といった基本的な内容をはじめ、クマと遭遇した時の対処法や児童や生徒に向けた注意事項などについて説明がありました。

 両省からの説明の後には自治体間での意見交換が行われたということです。