観光客も多く訪れるアメリカ・ニューヨークのチャイナタウンで大規模な露天商の取り締まりが行われ、13人が逮捕されました。トランプ政権の不法移民対策の一環とみられています。
 マンハッタンにあるチャイナタウンで、FBI(連邦捜査局)やICE(移民・税関捜査局)などの合同捜査チームによる一斉摘発が行われました。
 対象となったのは路上で有名ブランドのコピー商品などを扱う露天商で、その多くがアフリカなどからの不法移民と見られています。
 商品をまとめて逃げようとする露天商と捜査員がもみ合いになったり、武装して現れた捜査員に罵声を浴びせる市民の姿も見られました。
 この摘発で移民9人とアメリカ国籍の4人、合わせて13人が逮捕されました。
 今回の連邦政府による取り締まりについて地元ニューヨーク市警は関与を否定し、アダムス市長も「我々は連邦捜査当局による市民の強制送還には協力しない」と反発しています。
 トランプ政権による移民政策とは一線を画す姿勢を鮮明にしました。