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2023年度の食品ロス 過去最少 賞味期限表示見直し、AI需要予測などが寄与

経済

 2023年度の食品ロスの量は464万トンと、統計を取り始めてから最も少なくなったことが分かりました。

 食品ロスの量は製造業や外食産業、小売り業などの企業から出る事業系と一般家庭から出る家庭系の合計で算出されます。

 2023年度は事業系が231万トン(前年度比:マイナス5万トン)、家庭系が233万トン(前年度比:マイナス3万トン)となり、どちらも統計を開始した2000年度以降で過去最少となりました。

 賞味期限表示の見直しやフードバンクへの寄付、AI(人工知能)による商品の需要の予測が進んでいることなどが要因として考えられるということです。

 政府は2030年度までに事業系の食品ロスを2000年度より6割少ない219万トン、家庭系の食品ロスは216万トンに半減する目標を閣議決定しています。