日本の宇宙開発スタートアップ企業「ispace」は、民間では国内初となる月面着陸に挑戦しましたが、失敗したと明らかにしました。
ispace 袴田武史CEO(最高経営責任者)
「月面着陸は達成が困難であり、ミッションの終了を判断致しました」
ispaceの月着陸船は月の軌道上の高度およそ100キロメートルから降下し、エンジンを逆噴射させて減速して6日午前4時すぎに月面に着陸する予定でした。
しかし、予定の時間を過ぎても月着陸船との通信が確立できませんでした。
ispaceによりますと、降下の際に高度をはかるシステムに不具合があり、十分に減速しきれずに月面に衝突した可能性が高いということです。
ispaceはおととし、月面着陸に失敗していて、今回は対策を講じたうえでの再挑戦でした。