26日、ツルハホールディングスの株主総会で業界最大手のウエルシアホールディングスとの経営統合案が可決されました。これで日本最大のドラッグストア連合が誕生することになります。
26日に地元・札幌で開かれたツルハホールディングスの株主総会で、流通大手「イオン」の子会社でドラッグストア最大手のウエルシアとツルハの経営統合案が可決されました。
ツルハは年内にウエルシアを完全子会社化し、その後、イオンがツルハ株を公開買い付けし、ツルハを連結子会社化する計画です。
統合案に賛成 個人株主
「時代の流れなのかなと。地元の北海道の企業だから愛着があったので、イオンのように大きくなったらどういう気持ちになるか」
「業界では日本一になるだろうと思っています。だからイオンになってもいいと思うけれども」
ツルハ株の10.3%を保有するイギリスの運用会社は、イオンによるツルハ株の買い取り価格が安すぎるなどとして統合案に反対しましたが阻止できませんでした。
経営統合案の可決を受け、イギリスの運用会社はツルハに対し、保有する株式の買い取りを求める株式買取請求権を行使する方針で、「公正な価格でツルハ株を売却したい」としています。