米中協議進展 日経先物1000円↑

経済

 12日の日経平均株価は寄り付きから193円高となりましたが、午後にかけて下げに転じ、一時86円安となる場面がありました。

 アメリカと中国の関税を巡る交渉で双方から前向きな発言があったことから警戒感が和らいでいましたが、市場が気にしていたのは新たな“トランプ砲”です。

 医薬品の価格を「ほぼ即時に30%から80%下げる」と明らかにして、医薬品株が軒並み下落しました。

 終値にかけては持ち直した日経平均株価は、前の日から140円高い3万7644円で取引を終えました。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏
「米中の協議進展を受けて、為替市場では円安ドル高が進んだ」

 13日午前に取引を終えた日経平均先物では、1000円以上値を上げて、3万8730円となっています。

井出氏
「世界中の投資マネーがアメリカ離れを起こしかけていたが、足元では巻き戻しが起きているようだ」

(「グッド!モーニング」2025年5月13日放送分より)