ゲスト:尾関高文

今回はプロ野球審判歴35年、数々の名勝負・名シーンを審判として見届け、審判部長として球界を支えた山本文男さんの物語です。
山本は戦後の復興期、疎開の影響で2年遅れで中学を卒業し、経済的な理由もあり広島カープの入団テストを受験することに。見事合格し、「中学生プロ」として注目を集めます。
しかし、怪我によって選手生命はわずか5年で絶たれます。「まだグラウンドに立ちたい」という想いから山本は審判として生きていくことを決意。
選手とは違う立場で己の信念を貫き、カープにまつわる「あの歓喜の幕切れ」や「あの伝説の一幕」に数多く立ち会うことになります。