広島ホームテレビ

放送番組審議会

第470回

開催日:平成29年9月27日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】
「HOME Jステーション原爆の日SP
~爆心地を語り続ける~」

放送: 平成29年8月6日(日) 12:00~12:55
制作: 広島ホームテレビ

番組について

被爆72年の今年、前文に「ヒバクシャ」という単語が盛り込まれた核兵器禁止条約が採択されました。
被爆の惨状を語り続けた被爆者たちの努力のひとつの結果が見えた年となりました。
そんな語り続けた被爆者たちの苦難の72年を、1960年~80年代に収録されたインタビューテープを元に読み解きます。
人に被爆体験を話してこなかった被爆者の録音テープには、被爆証言とは違った生々しい本音の言葉が並んでいます。
語らずに亡くなった被爆者、語ることを決めた被爆者、語ることを受け継いだ人・・・
様々な72年を、VTRや生出演、中継などを交えて伝えます。

合評での意見
  • テーマが明確で分りやすい番組であった。
  • パノラマ模型を使っての説明が、効果的で分りやすかった。
  • 被爆者の声は、その裏にある人々の生活を想像させる。悲惨な情景を伝える証言としての重要性を感じた。
  • 筋書きのないありのままの番組であるがゆえに、素直に心に響いた番組であった。
  • 被爆者が被爆体験を多く語らない理由が良くわかった。
  • 余計な味付けをせず、淡々と事実を積み重ねてく作り、生番組であるだけに良かった。
  • 関心を持たない視聴者に、いかに関心を持たせるか。その工夫が必要。
  • ライブ映像を入れることで番組が雑になる。ライブであるがゆえに、インタビューのやり取りなど、視聴者に余計な気を使わせる部分がある。
  • ありきたりの被爆番組のように感じた。戦争というくくりのテーマをもっと広げて制作して欲しい。

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※「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2016年10月~2017年3月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。

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